Atom搭載Androidも──KOUZIRO、分離キーボード仕様の10.1型タブレット2モデル

» 2011年07月18日 09時00分 公開
[ITmedia]

WindowsとAndroidモデル、Atom搭載タブレット

 KOUZIROは7月18日、10.1型ワイドのタッチパネルディスプレイを採用するタブレットデバイス「FT102」シリーズを発表。2011年7月末より順次出荷する。

photophoto KOUZIRO「FT102」シリーズ

 ラインアップはAndroid 2.2搭載「FT102-16」とWindows 7 Home Premium搭載「FT102-32」の2モデル。価格はオープン、実売価格はFT102-16が3万9800円、FT102-32が5万9800円前後と予想される。

 FT102は、ピュアタブレット型の本体とタッチパッド機能付きワイヤレスキーボードを組み合わせた合体/分離スタイルを特徴とする。本体の側面に回転式のサイドアーム機構を設け、スタンド類を使うことなく自立する仕掛けも取り入れた。

 基本システムはAtom N455(1.66GHz)+Intel MN10 Expressの組み合わせに、2GバイトのDDR3メモリ(FT102-16は同1Gバイト)、32GバイトSSD(FT102-16は16GバイトSSD)、1024×600ドット表示に対応する10.1型ワイドの液晶ディスプレイ(静電容量式タッチパネル付き)、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN、3.5時間動作のバッテリーを備える、いわゆるWindows搭載Netbook/ミニノートPCの仕様に近いものとなる。

 独特なのは、同じAtomプラットフォームでAndroid OSを採用するモデルも用意する点だ。Android OS搭載モデルのFT102-16は、1Gバイトのメインメモリ、16GバイトのSSDなどWindows 7搭載モデルより劣る部分もあるが、その分安価な価格設定とする。なお、AndroidモデルはGoogle認証機器でなくAndroidマーケットなども利用できないため、販売は原則として法人のみ、Windows 7モデルは法人および同社直販サイトで販売する。両OSのデュアルブートモデルなどは用意されない。

 ポインティングデバイス付きのワイヤレスキーボードは、本体とぴったり合体させて携帯可能。PCで採用例の多い(Bluetoothでない)2.4GHz帯無線+USB接続を用いて実現する。HomeキーなどAndroid専用キーは備えないが(本体ジョグコントローラ操作で行うユーティリティツールで代用)、タッチパッドはAndroidモデルでもカーソル表示およびポイント/クリック操作が行える。使用時は別途本体に小型USBレシーバーを接続する必要があるが、装着してもそれほど目立たず、未使用時はキーボード内にレシーバーを収納できる工夫を取り入れてある。机上では回転型のサイドアーム機構により本体を横向きに立てて使用できる。サイドアームの内側にアナログRGB出力端子を用意し、プロジェクターなどと接続できる。

 本体サイズは267.5(幅)×166(奥行き)×16.1(厚さ)ミリ、重量は約790グラム(キーボード装着時:約1070グラム)。キーボードは267.5(幅)×166(奥行き)×7.5(厚さ)ミリ、重量は約280グラム。USB 2.0×2(Standard-A)、Mini USB×1(充電用)、マイク/ヘッドフォン入出力×各1、アナログRGB出力、microSDスロット×1、130万画素Webカメラ(前面のみ)、加速度センサー(画面回転)を備える。


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