世界タブレット市場、2012年は2倍に拡大し、iPadの天下は2016年まで続く――Gartner予測

» 2012年04月11日 10時25分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米調査会社のGartnerは4月10日(現地時間)、世界タブレット市場に関する予測を発表した。タブレット端末の2012年の世界での販売台数は前年の約2倍(98%増)の1億1890万台になるという。

 OS別の市場シェアでは、米AppleのiOSが61.4%で圧倒的な1位を維持し、2位は米GoogleのAndroidで31.9%、3位は米Microsoft(Windows 8を含む)で4.1%。2012年中にはWindows 8搭載タブレットが登場し、米Amazon.comのAndroid端末「Kindle Fire」の販売地域が拡大する見込みだが、それでもAppleは少なくとも2016年までは首位を保つとGartnerはみている。

 同社の調査担当副社長を務めるカロリーナ・ミラネシ氏は、Apple以外のメーカーは価格と競合との機能の差別化に苦戦しており、多数のモデルを出荷したが、実際にユーザーが購入したのはわずか6000万台だったと指摘する。

世界タブレット販売台数予測(単位:千台)
OS名 2011年 2012年 2013年 2016年
iOS 39,998 72,988 99,553 169,652
Android 17,292 37,878 61,684 137,657
Microsoft 0 4,863 14,547 43,648
QNX 807 2,643 6,036 17,836
その他 1,919 510 637 464
合計 60,017 118,883 182,457 369,258
(資料:Gartner)

 多くのメーカーは、Windows 8が登場したらデュアルプラットフォームのタブレットを製造するとミラネシ氏は予測する。それらのメーカーは、Microsoftのブランドが企業向けと消費者向けの双方の市場での販売促進に貢献することを期待しているという。

 Gartnerは、2015年にはタブレットの総売り上げ台数に占める企業向け端末のシェアが約35%になると予測する。「企業向け」には企業が購入する台数だけでなく、従業員による私物端末の業務利用(BYOD)も含む。ミラネシ氏は、企業によるタブレット採用の場合はWindows 8は有利になるとしている。

 MicrosoftはWindows 8の公開時期を“2012年内”としか発表していないが、OSのリリースと同時にWindows 8搭載のARMベースのタブレットが発売されるとみられている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月01日 更新
  1. 免許証画像が漏れると何が“ヤバい”のか タイムズカーで最大約660万件の個人情報漏えいで考えられる「3つのリスク」 (2026年09月29日)
  2. 「iPhoneのアプリが起動しない」報告相次ぐ 端末再起動やアプリ削除で解決しない理由 (2026年09月29日)
  3. KDDI、楽天モバイルへのローミング状況を公開 9月末から大幅減 10月から新たな枠組み (2026年09月30日)
  4. 「iOS 27.0.1」配信開始、iPhone 18 ProのFace IDやカメラの不具合を解消 「iOS 26.7.1」も (2026年09月29日)
  5. Nothingは経営危機なのか 黒住氏は日本撤退を否定、値上げは「モデルチェンジのタイミング」で (2026年09月29日)
  6. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  7. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」どちらが買いか? 2機種を使い込んで分かった“スペック表にない違い” (2026年04月29日)
  8. ドコモが「iPhone 17e」「iPhone 16」を値上げ 17e(256GB)と16(128GB)は残価も増額 (2026年09月30日)
  9. 20万円超のXperiaを「買い」に変えた3週間 ソニーが「モニタープログラム」を実施した理由 (2026年09月26日)
  10. 「ドコモミリ波イニシアチブ」始動、ミリ波の活用促進やユースケース創出を目指す (2026年09月29日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー