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» 2012年06月14日 18時22分 UPDATE

海外モバイルニュースピックアップ:恋人との関係を“見える化”するスマホアプリ

海外のモバイル系ニュースを短信でお伝えします。今日のトピックは、恋人との関係を“見える化”するスマホアプリ、読む前にコワいメールかどうかが分かるアプリ、スマホを使ってATMから現金を引き出せる「GetCash」、90秒で分かるWWDCなど。

[中野恵美子,ITmedia]

恋人との関係を“見える化”するスマホアプリ

 恋人と別れるべきか、それともつきあい続けるべきか――。そんな悩みを解決してくれるiPhoneアプリを、Daily Mailが紹介している。価格は85円。

 シカゴのプログラマー、サラ・グレイさんが開発したアプリ「Should I Break Up With My Boyfriend?」は、ボーイフレンドに対する気持ちなどを記録する機能を搭載している。入力したデータを分析することで、楽しい気分で生きているか、ブルーな状態が続いているかといったことが客観視できる。

 大切な決断をするには、最も信頼できる「自分」への相談が必須だが、「内なる声」ほど聞きとりづらいものはない。そのために、日々、感情を記録して冷静かつ客観的な判断の助けとする――というのが、このアプリのコンセプト。名前の印象とは異なり、かなり真面目につくられたアプリだ。

 グレイさん自身、このアプリで自分が良い状態なのが39%で、残りの時間は可も不可もなくという状態であることに気づき、恋人との不安定な関係を清算したそうだ。ボーイフレンドに対する感情を「仕事に対する思い」などに置き換えれば、自分の内面を見つめ直すための良いツールになるかもしれない。

Photo 恋人に対する自分の気持ちを見える化する

読む前にコワいメールかどうかが分かる――「Stress@Work」

 Daily Mailがもう一つ、面白いアプリを紹介している。受信したメッセージの「調子」を、ユーザーが読む前に予測するAndroidアプリ「Stress@Work」だ。

 毎日大量のメッセージを受信していると、“開いて見たら非常に不愉快な内容だった”というメールに遭遇することもある。ポーツマス大学で開発されたStress@Workは、メッセージがネガティブであれば赤、ニュートラルであれば青、ポジティブであれば緑で表示して知らせてくれる。

 私たちは毎日、何らかのストレスを受けているが、ストレスは仕事のパフォーマンスや家庭でのふるまいなどに影響を与える可能性があり、それなりの防御が必要だと、開発に携わった同大講師のMohamed Gaber博士は語っている。事前に不快な言葉や表現への心構えがあれば、ユーザーはそのメッセージを無視するにしろ、読むにしろ、能動的にストレスに対処でき、それが重要なのだという。

 6月末にはAndroid版をリリースし、他のプラットフォームへの対応も予定している。利用は無料。なお、ストレスに対する耐性は人によってさまざまであることから、ユーザーがアプリをカスタマイズするための機能も搭載する予定だという。

スマホを使ってATMから現金を引き出し――「GetCash」

 英国で6月13日(現地時間)、スマートフォンを利用してATMから現金を引き出せるサービス「GetCash」がスタートした

 Royal Bank of Scotland & NatWestモバイルバンキングアプリのユーザーは、スマートフォンで6桁のPIN番号を受けとることにより、ATMでの出金が可能になる。カードをなくしたり、忘れてきたりした顧客や、財布を持ち歩きたくない顧客向けのサービスで、ナショナル・ウェストミンスター銀行と王立スコットランド銀行のATMで利用できる。引き出しの上限は1回につき100ポンド。

 PINコードの有効期間は3時間で、1日の利用回数は引き下ろしの上限金額を超えない限り無制限。

Clut of Macが「90秒で分かるWWDC」を公開

 Clut of Macが「90秒で分かるWWDC」という映像を公開した。

 WWDC基調講演の発表内容を90秒にまとめたもので、自分の目で映像を見たいが、「端から端まで全部見るのは、ちょっと……」という忙しい方に最適だ。よくぞここまで……と感心する縮めっぷりだが、事前の知識がまったくない人が「ほほぅ〜」と納得できるのかどうかは分からない。

MacBook Proの歴史を振り返る

 事前の予想通り、Appleが新しいMacBook Pro Retinaディスプレイモデルを発表した。それを受けて、TIMEに2006年から今回の最新モデルまでの歴史をふり返る記事が掲載されている

 2006年のオリジナルMacBook Pro、2008年のIntel Core 2 Duoプロセッサ搭載、マルチタッチトラックパッド採用のMacBook Pro、2009年の13インチMacBook Proなどを振り返っている。2006年版、2008年版については、今は亡きスティーブ・ジョブズ氏による紹介映像にもリンク。最新のRetinaバージョンに物欲を刺激されていてもいなくても、MacBook Proに興味をお持ちの方にはお勧めの温故知新な記事だ。

Siri、中国語に対応

 Siriが中国語に対応したことを、M.I.C. Gadgetが紹介している。

 中国語版では中国、台湾の標準語である広東語に対応しており、同サイトで紹介されているデモ映像では、ちゃんと「会話」が成立しているようではある。しかし中国語には方言が多く、また中国本土の標準語は四声、台湾の中国語は七声、広東語は六声から九声まで諸説ある――といった具合で、Siriがさまざまなバックグラウンドの中国語話者に対応するのは難しそうだと示唆している。

 Siriと言えば、保留にしていたネタを1つ。Siriにはいろいろなパロディ映像があり、最近ではTeam Cocoによる「ズーイー・デシャネルさんに徹底してイヤミを言いまくるSiri」が一部地域で注目された。PCWorldがデシャネルさんバージョンも含め、「サイコなSiri」「ホラーなSiri」など、5種類の面白映像をまとめて紹介している。ご存じないものがあれば、ぜひ。一見の価値ありです。

Appleの地図サービスにMicrosoftの地図画像?

 AppleがiOS 6で独自の地図サービスを提供することを発表し、パートナーとしてTomTomの名が浮上しているが、Microsoftからの画像も使用されていることを、Technically Personal!などが報じている。

 ニュージーランドの開発者Cody Cooperさんが、iOS 6β版のApple Mapsをいじっていて、いくつかの地図画像にMicrosoftの著作権表記があるのを発見したそうだ。しかしAppleによる著作権表記リストには、TomTomなどの名しか挙げられていない。

 9to5Macは読者からの情報として、AppleとMicrosoftの表示が全く同一のロケーション例も掲載しているが、未確認な情報というスタンスではあるようだ。

世界のオモシロ自動販売機

 モバイルとは全く関係ないが、奇妙な自動販売機の話題を。

 まもなく米国に、熱々のピザが購入できるLet's Pizzaの自動販売機が登場するそうだ。オランダの企業A1 Conceptsによるもので、ヨーロッパでは既に展開していたが、アトランタに拠点を置き、第3四半期に米国での展開を目指す。

 Let's Pizzaは冷凍ピザをチンして提供するのではなく、内部には小麦粉の袋とミネラルウォーターの袋が装備されており、注文を受けると記事から作成するという本格派。約3分後に完成して出てくるそうなので、待ち時間も許容範囲内だ。Pizzametryという会社も、同様のピザ自動販売機を提供しているそうなので、遠からず、それほど珍しいサービスではなくなるのかもしれない。

体育会系の自動販売機もある。「Rugbeer」という名称が示しているとおり、ラグビーのようにタックルしないとビールが出てこない自動販売機だ。アルゼンチンのCerveza Saltaというビールメーカーのプロモーション用。体当たりの強度が、ライトでぺぺぺっと示され、グリーンに到達しないとビールが出てこない、というゲーム性もある。バーで体当たりしている人たちの映像が楽しい。

Photo 体力勝負のビール自販機

 最後にもう1つ、紹介したくてうずうずしながら、じっと我慢していた自動販売機を。自転車やサーフボード、カヤックまで出てくる自動販売機だ。

 カナダのブリティッシュ・コロンビア州観光局がサンフランシスコに設置した14フィートの巨大自動販売機で、こちらもブリティッシュ・コロンビアのプロモーションが目的。さまざまなアクティビティが楽しめる観光地としての魅力を伝えるため、自転車やカヤックなどが出てくるという仕掛け。何が出てくるか分からない自販機を、ワクワクして楽しんでいる人々の映像は、見る人の気分もリフレッシュさせてくれる。

Photo サーフボードまで出てくる自販機

道なき道をストリートビュー化――Googleが着手

 以前、カメラを背負ったハイカーが、Googleカーでは入れないような道なき道に分け入り、グランドキャニオン、イエローストーン公園などの風景を「ストリートビュー化」するプロジェクト「Nature Valley Trail View」をご紹介したことがあるが、Googleも同様の取り組みを開始したことを、PSFKが伝えている。

 徒歩やスキーでしか到達できない場所やルートを、Googleのスタッフがマルチレンズカメラを背負って記録していく。15個のカメラ、ハードドライブ、バッテリーを搭載した機材はなんと40ポンド(18キロ以上)の重さだが、カメラを背負って歩く人の映像をみると明るくハッピーな雰囲気だ。実際には苦闘するシーンもあるだろうが、怪我のないよう頑張って頂きたい。

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