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» 2012年10月11日 09時00分 UPDATE

タブレットの業務活用、“声”でここまで便利に――音声認識で変わる仕事の現場 (1/2)

業務でスマートデバイスを使っていて、文字入力にストレスを感じたことはないだろうか。その解決策として注目を集めているのが音声認識技術だ。この技術はどんな業務をどのように快適にするのか。音声認識ソリューションの開発を手がけるフュートレックに聞いた。

[後藤祥子,ITmedia]
Photo 音声認識技術でタブレット端末はもっと便利に使えるようになるという

 生産性の向上や業務の効率化を実現できるツールとして注目を集めるタブレット端末。その効果は、さまざまな企業の導入事例で実証済みだが、より幅広いシーンで、さまざまな世代の人々が使えるようにするためには課題もある。その1つが文字の入力だ。

 タブレット端末から文字を入力する場合には、ソフトウェアキーボードを利用するのが一般的だが、クリック感がなく誤操作しやすいことから、使いづらいと感じる人も多い。業務の現場では急いで記録をとらなければならないケースも多く、もっと直感的に記録できる手段が求められている。

 そんな中、誰でもストレスなく使える入力手段として注目を集めているのが音声認識技術を利用したサービス。最近のサービスは認識精度が向上し、レスポンスも速くなっていることから、業務現場での利用を検討する企業が増えているという。

 10月10日に開幕したITイベント「スマートフォン&タブレット2012秋」(10月12日まで開催)にブースを構えるフュートレックも、音声認識技術を利用したサービスを提供する1社だ。同社の強みは、スマートフォンに話しかけると、その意図をくんだ回答を返すというNTTドコモのサービス「しゃべってコンシェル」に採用された音声認識エンジンを使っている点や、音声合成技術や対話技術を持っている点などが挙げられる。また、各企業の専門用語を網羅してカスタマイズした辞書を提供できるのも特徴だ。

 ブースでは、音声認識技術を利用することで、どんな業務がどのように快適で便利になるのかを紹介するデモを行っていた。

アプリやWebに、簡単に組み込める音声認識を

 業務の現場で音声認識が役立つシーンは多々ある。しかし、いくら使いたいと思っても、実装するのが難しいと企業も導入に及び腰になってしまう。こうした組み込みのハードルを下げるためにフュートレックが用意したのが、音声認識UIモジュールと音声認識対応ブラウザだ。

 音声認識UIモジュールは、業務に利用しているAndroidアプリに容易に音声認識機能を付加するもの。「マイクボタンを押すと音声認識モジュールを呼び出す」という処理をアプリに追加するだけで、アプリに音声認識機能を組み込める。ブースでは金融業界向けアプリのデモを行っており、入力に誤りがあっても、再認識ボタンを押せば声で容易に上書きできる様子や、口座番号と金額を続けて発声しても正しく認識する様子を紹介している。

sa_ft14.jpgPhoto 音声認識技術を組み込んだアプリのデモ。認識精度も高く、キーボード入力が苦手な人でも容易にデータを入力できる

 業務ソリューションをWebアプリを介して利用している企業向けに提供するのは、音声認識対応ブラウザ。Webブラウザに同社の音声認識技術を組み合わせて提供するもので、ブースでは、フェンリルのSleipnirと共同開発したブラウザを参考出展している。

 このブラウザを利用すると、WebアプリのUIに簡単なコードを付け加えるだけで、音声認識機能を実装できる。ブースではWebを使ったアンケートの要望欄に音声認識ボタンを組み込むデモを展開している。

sa_ft11.jpgPhoto Webに組み込んだ事例。ボタンを押すと音声入力の画面が立ち上がる。ここで話した言葉は自動でテキスト化され、Webの入力フィールドに表示される

電話で報告、会社に戻るとテキスト化が完了

 VoIPと音声認識技術を連携させたサービス例もユニークだ。いくら便利だと分かっていても、タブレット端末に話しかけるのは心理的なハードルが高い。これを通話サービスと連携させることで使いやすくするとともに、業務の効率化も図れるようにする取り組みも紹介している。

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