スマートフォンで閲覧中のWebページをPDF化するためのiOS/Androidアプリと、その方法を紹介しよう。
スマートフォンやタブレットで閲覧中のWebページをPDF化できれば、ページの内容を保存しておくのはもちろんのこと、情報として誰かに送るのにも役立つ。PDFに注釈が入れられるアプリを併用すれば、自社ページの修正を外出先から依頼するといった用途にも利用できる。
また電波の届かない場所で内容をじっくり読む、オフライン閲覧の用途でも重宝する。地下鉄の車内などでWebページを読むのはもちろん、地図などをPDF化して保存しておけば、外出先でネットワークに接続する方法を持たないWi-Fiのタブレットを外出先で活用できるケースも増えるはずだ。
今回はiPhone/iPadとAndroidについて、閲覧中のWebページをPDF化するためのアプリとその方法を紹介しよう。
iPhone/iPad上でWebページをPDFに変換するアプリは多種多様だが、無料かつユニバーサルアプリにこだわるのであれば「WEB To PDF+」がおすすめだ。アプリ内ブラウザにURLを入力してページを表示させたのち、変換ボタンをタップすればWebページがPDFとして表示される。あとはメールに添付して送ったり、Dropboxに保存することで、PCなどに受け渡すことが可能だ。
ページのサイズや向きを指定することはできないが、日本語にもきちんと対応しており、動作も高速。同種のアプリではページを1枚の画像として保存するものもあるが、本アプリはテキストが選択な状態で保存されるので文章の一部をコピーしたり注釈を付けたりする用途にも向く。またアプリ側にURLのブックマーク機能を備えるので、同じページを定期的にPDFとして保存する魚拓用途にも便利だ。
なお本アプリは「WEB To PDF(350円)」の機能限定版にあたる。フルバージョンでは変換したPDFをアプリ内に保存できるファイルマネージャ機能などが使えるようになるので、使って気に入ったらフルバージョンを購入するとよいだろう。
Androidの場合は、専用アプリにURLを入力して変換する方法とブラウザから出力する方法の大きく2通りがある。まず前者は、先に紹介したiPhone/iPad用のアプリと同様、専用アプリを起動し、URLをペーストして変換を実行する。アプリとしては「Web2PDF」などが有名だ。
後者についてはいくつかの方法がある。汎用性が高いのは、ブラウザの共有メニューから専用アプリを呼び出す方法で、共有メニューがあればブラウザを問わず利用できる。アプリとしては「Web Snapshots」のほか、先ほど紹介した「Web2PDF」も同様の機能を備えている。
ブラウザ自体にPDF変換機能が備わっている場合もある。例えばFirefoxでは、メニューの中に「PDFとして保存」という項目があらかじめ用意されている。またドルフィンブラウザでは、「Web to PDF」というアドオンを組み込むことで、ブラウザのメニューからPDFへの変換が行えるようになる。
ビジネスの各シーンで利用するPDFファイル。このドリルを練習して、PDFを上手に活用できれば業務効率が向上し、コストの削減ができるはず! さらに、ビジネスのいろいろな問題も解決できるかもしれませんよ。
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