残業時間が多かった職種上位20の、4〜6月の1カ月あたりの平均残業時間は27.5時間だった。緊急事態宣言前である1〜3月の37.2時間から9.7時間減と、大幅に減少した。
残業時間の多いランキングの上位には、「エンジニア」系、「営業」系、「クリエイティブ」系の職種が多く並ぶものの、コロナ禍によりこれらの職種でも残業時間が大きく減少したことが分かった。
残業時間が多い職種ランキング1位は「教育・スクール」(38.6時間)で、2位は建築・土木系エンジニアの「施工管理」(36.9時間)。1〜3月の期間の調査データで残業時間が多い職種をランキングにすると、「教育・スクール」の順位は4位(42.0時間)、「施工管理」は1位(48.9時間)だったものの、コロナ禍で順位が変動している。
他にも、1〜3月には2位だった「基礎研究」(43.7時間)は18.3時間の減少で15位(25.4時間)に、6位だった「プロデューサー・ディレクター・プランナー(出版、広告、Web映像関連)」(39.7時間)は14.5時間の減少で16位(25.2時間)まで順位を下げ、このような順位の変動は「エンジニア」系や「クリエイティブ」系の職種で顕著だった。
また、「営業」系の職種でも、1〜3月には3位だった「建設・不動産の営業」(42.8時間)は15.3時間の減少で7位(27.5時間)に、9位だった「広告・メディアの営業」(37.9時間)は12.4時間の減少で13位(25.5時間)へと順位を下げた。
残業時間は8.4時間減少した一方、8位(39.2時間)から3位に順位が繰り上がった「人材サービスの営業」(30.8時間)のように、上位20の中では残業時間の減り幅が相対的に小さかったことで順位が変動した職種もあった。
20年4月の1回目の緊急事態宣言から、多くの職種で急速にテレワーク化が進み、オンラインの活用など仕事の在り方も大きく変化した。自粛によりサービス業などは多大な影響を受けた。通勤時間や残業時間が減り、自分の時間を多く持てるようになったという声もあれば、給料が下がってしまったという声もある。新しい生活様式に、人々が価値観を合わせ変化させることができるのか、今後も注視される。
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