デザインスクールを運営する日本デザイン(東京都豊島区)は、転職を考えている20代前半と、20代後半の会社員を対象に「若手社員の転職意識」に関する調査を実施した。その結果、「転職を考えている理由」の1位は、20代前半と後半共に「給料が少ない」だった。
上位3項目を見ると20代前半は、「給料が少ない」(57.8%)、「仕事にやりがいを感じられない」(41.8%)、「会社の将来性に不安を感じる」(32.3%)だった。一方、20代後半は「給料が少ない」(57.7%)、「仕事にやりがいを感じられない」(42.1%)、「会社の将来性に不安を感じる」(35.8%)と、ほぼ同じ結果となった。
何をきっかけに転職を考え始めたのか聞いたところ、20代前半では「上司が人を人と思っていなかった」(女性/愛知県)、「時代に逆行している運営方法に理解ができない」(女性/大阪府)といった意見が寄せられた。
20代後半では「友人の収入を聞いた時に自分が少ないと思った」(男性/佐賀県)、「自身のキャリアアップを望めないと思ったため」(女性/東京都)といった理由が挙がった。
次に同業種、同業界への転職を考えているかを聞いた。20代前半は「考えている」が44.8%で、「考えていない」が55.2%。20代後半は「考えている」が54.7%で、「考えていない」が45.3%だった。20代前半は現在とは違う業界へ、後半は今までの経験が生きる同業界への転職を望んでいることがうかがえる。
転職を希望している業界を聞くと、20代前半は「医療・介護・福祉業界」(23.8%)「IT業界」(23.6%)、「メーカー業界」(16.0%)、20代後半は、「医療・介護・福祉業界」(27.1%)、「IT業界」(22.9%)、「メーカー業界」(20.4%)となった。
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