なぜこのタイミングで「禅と湯 ととのう京都」という観光戦略を打ち出したのか。旅行商品を企画したJR東海営業本部・観光開発グループの八尾翔平係長はこう説明する。
「『ととのう』が2021年の流行語にもなったことや、空前のサウナブームを迎えていることから、これに便乗する形で京都でも何かできないかと思ったのがきっかけです。調べてみると、京都にはサウナを併設した伝統ある銭湯が数多くあることや、サウナだけでなく、坐禅でも『ととのう』ことができないかと思い、『ととのうセット』を提供させていただきました。寒さが厳しい日々が続きますが、銭湯と坐禅で冬の京都を楽しんでいただきたいと思います」
一般的に銭湯のサウナは浴室のおまけという位置付けのところも多く、サウナの温度や特に水風呂の温度がサウナに最適化されていない場合も珍しくない。ただ、京都市下京区にある「サウナの梅湯」など、サウナを前面に打ち出している店舗もある。
サウナブームと禅体験を武器に売り上げをどこまで伸ばせるか。
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