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縁の下の力持ち!――プロに教わる“タイヤの安全”その1+D Style モテるクルマの選び方(2/2 ページ)

タイヤはクルマが路面と接地する唯一の部分。走行と安全の性能に大きく影響する所でもあります。今回は、安全知識に加え、車のコントロールをテストコースで安全に学べるブリヂストンの「タイヤセーフティードライビングレッスン」に参加してきました!

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ドライビングポジションのレクチャー。マイクを握っておられるのは、モータージャーナリストでレーシングドライバーの佐藤久実先生。じ・つ・は、私の憧れのひと!

 私のグループがまず行ったのは「ベーシックドライビングレッスン」。

 ここでは運転に際しての基本的なドライビングポジションや、フル加速時からのフルブレーキングを学びます。スクールカーはホンダのフィットでした。

 ねえねえ皆さん、突然ですが、床にベタっとペダルが付くまで加速をしたことがありますか??

 私の愛車・バルケッタはトルクが細いので案外法定速度内でベタ踏みすることができるのですが、今の普通のクルマはそんなにパカパカ踏まなくったってしっかり加速できますから、踏んだことのないって方のほうが多いのかもしれません。

 そうして思いっきりアクセルをベタに踏んだ状態から今度は急ブレーキです。

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正しいドライビングポジションは、皆さんの思っている以上にタイトかもしれません。しかしこれが緊急時に対応できる正しい姿勢なんです

 またまたおうかがいしますが、ガン! とブレーキを踏みこんで、ABSを効かせたことがある方っていらっしゃいますか?

 なくていいんです。ない方がいいんです。ほんとはそんな経験、一般道ではしちゃいけません。私だってクローズドコースでしかそんな怖いコト、したことありません。

 でも、いざというときのために経験しておくのはとっても大事。ここではそれがとっても安全に体感できちゃいます。

 助手席にはこの道のプロ! ベテランのインストラクターが同乗してくれて、加速のタイミングとブレーキのタイミングを教えてくれるんですから安心です。

 万が一、怖くなっちゃって上手く加速&ブレーキングできなくて、失敗したとしても大丈夫。だってコースは笑っちゃうくらいデッカイんですから、ほかのクルマにも壁にもぶつかることはありえません。

 ではここで、レッスンのポイントをまとめてみます。

  • その1――アクセルからの踏み換えをスピーディに。
  • その2――ブレーキペダルは素早く強く踏み込む
  • その3――決してバン! と蹴らない。蹴るとブレーキペダルから足が滑ってしまう恐れがあるので、きっちり踏み込むこと。
  • その4――ステアリング(ハンドル)はまっすぐに!

 本当の緊急時、事故の明暗を分けるのは完全に停止するまでの数センチかもしれません。素早く正確なブレーキを練習することによって助かる命があるのかもしれないし、あなたの大事な愛車を守れるかもしれないのです。


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見て! 失敗したって平気そうなコースの広さでしょ?

 さて私に下された評価ですが、「踏み換えスピードは合格だが、もっと踏み始めを強く素早く!」との指導でした。

 自分では思いっきりクイックなつもりだったんですが、まだまだ甘いようです。

 プロレーシングドライバーと一般人の差が一番明確なのは「加速」ではなく「減速」とよくいいます。いかにブレーキングが上手かによって、タイムが変わってくるんですよね。

 まだまだトレーニングは始まったばかりですが、今回はここまで。次回はもっともっと目からウロコなドライビングテクニックをお伝えしていきたいと思います。

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筆者プロフィール

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今井優杏(イマイ ユウキ)

2006年にレースクイーンを引退し、レースを通じて知ったクルマの素晴らしさを伝えたい! とモータージャーナリストに転身。また、MCとしても、モータースポーツ関連イベントを中心に幅広く活動中。
愛車はFIAT・バルケッタ(赤)。ラテンのクルマを愛する情熱系。
クルマは所有も運転もJOIA(喜び)。もっと楽しみましょう!!


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