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Wi-Fi&NFCなど先進機能搭載、光学20倍ズームの「DMC-TZ40」

» 2013年01月29日 14時00分 公開
[ITmedia]

 パナソニックは1月29日、コンパクトデジタルカメラ“LUMIX”の新製品「DMC-TZ40」「DMC-TZ35」を2月下旬より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格はTZ40が4万5000円前後、TZ35が3万5000円前後。

photophotophoto 「DMC-TZ40」

 DMC-TZ40は光学20倍ズームレンズやWi-Fi(NFC)、GPSなどといった充実した機能を誇るハイスペック高倍率ズーム機。撮像素子は1/2.3型 有効1810万画素高感度MOSセンサーで、ノイズリダクション処理の進化によってノイズをより効果的に低減するほか、低周波ノイズ低減機能も進歩し、感度拡張ながらISO6400での撮影も可能となっている。

 レンズは昨年春発売の「DMC-TZ30」と同様の35ミリ換算24〜480ミリ相当の光学20倍ズームレンズだが、動画撮影時に有効な「5軸ブレ補正」と画像の傾きを自動的に電子補正する「傾き補正」が追加されている。静止画撮影時のブレ補正は既存同様の2軸(ヨー/ピッチ)補正となっている。

 スマートフォン連携も搭載する。専用アプリのインストールが必要となるが、Wi-Fiでスマートフォンへ無線転送する自動転送機能やスマートフォンをワイヤレスリモコンにするリモート撮影機能などが行える。NFC(Near Field Communication)にも対応しており、NFCを利用することでカメラとスマートフォンの接続設定を最短3ステップで行える。

 GPSについては従来通りアメリカのGPSに加えて、新たにロシアのGPSシステム「GLONASS」に対応することで測位精度を向上させた。GPSログはSDカードに保存もできる。新たに電子コンパス(16方位表示)表示と撮影方角記録も行えるようになっている。電子水準器も搭載する。

 パノラマ撮影時にもデジタルフィルター「クリエイティブコントロール」と類似した効果を適用可能だ。パノラマは水平垂直のほか360度の撮影も行える。背面液晶は3型/92万画素のタッチパネル。スマートフォンに多く採用される静電容量式ではなく感圧式だが、調整の結果、軽く触れるだけでも操作できるとしている。

photophoto 「DMC-TZ35」

 DMC-TZ35は上位機のTZ40同様の35ミリ換算24〜480ミリ相当の光学20倍ズームレンズを搭載しながら、GPSやWi-Fiなどを省いたシンプルなモデル。動画撮影時の5軸ハイブリッド補正や傾き補正は非搭載だ。撮像素子は1/2.33型 有効1610万画素MOSセンサーで、背面液晶は3型(46万画素 タッチ操作非対応)。

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