管理者の悩みを遠隔地から解消
クライアントPCのセキュリティ管理、できていますか?
企業内のクライアントPC管理の手間は増えるばかりだ。各PCにセキュリティパッチを適用したり、ウイルス対策ソフトをインストールしたり……。リモート管理ソフトは、これらの作業を助ける強力なツールとして威力を発揮する。
ユーザーまかせのクライアント管理は問題
いまや、電子メールは社内外との連絡に必須の連絡手段になった。グループウェアなどを利用して社内の情報共有や各種の申請処理などを行う企業も増えている。PCはすでに、企業内の各従業員に割り当てなければ業務が成り立たないビジネスツールだ。だが、社内にPCが増えるに従い、PC管理の手間も増えている。
インターネットの普及に伴って、OSのセキュリティホールを突くウイルスなども増加。その対策として各PCにセキュリティパッチを適用したり、ウイルス対策ソフトをインストールし対策を行うなどの作業は、いまや絶対に欠かせない。
その管理を、PCを利用する各人に任せてしまうのは危険だ。PCを利用する人の知識の有無によって正しく作業できるかどうかが左右されてしまい、すべてのPCで対策がなされるか不確実になってしまうからだ。
もちろん、IT管理部門の担当者が定期的にその作業を行うことも不可能ではないが、通常の業務に差し障りが出ないように行うためには、通常の就業時間外に行わなければならないなど、管理者に負担を強いる。PCを導入した事業所が1カ所だけならばそれでも構わないかもしれないが、台数が多くなったり複数の事業所のPCを管理しなければならない状況になると、管理者が直接作業を行うのは、困難を極めていく。
このようなときに威力を発揮するのがリモート管理ツールだ。リモート管理ツールは、ネットワークで接続されたほかのPCに接続し、そのPCをあたかも目の前にあるPCと同じように操作できるソフトウェアだ。Windows XP Professionalに搭載されたリモートデスクトップ機能をイメージすれば、どのようなものか理解できるだろう。

リモート管理ソフトを使えば、遠隔地のPCを自分の目の前にあるかのように操作できる
Windows XPのリモートデスクトップ機能は単純にほかのPCをコントロールできるものだが、リモート管理ツールはさらにさまざまなことを可能にする。Windows XPのリモートデスクトップ機能では外部から接続すると、PCの目の前にいるユーザーは操作できないが、リモート管理ツールでは外部から接続した管理者がPCを操作できるだけでなく、同時にローカルユーザーも操作できる。そのほか、管理者はユーザーの操作を見ているだけのモードや、逆にローカルユーザーは操作できず管理者の操作を見ているだけなど、柔軟な運用を可能にする。スクリプトを利用して一連の作業をリモート側のPCに実行させる機能もあり、パッチの適用などの作業に利用することもできる。
当然、LANで接続された1事業所内だけでなく、インターネットを経由して、別の事業所のPCを管理することも可能だ。東京の本社にいる管理者が九州や北海道の事業所のPCを操作して、ソフトウェアのパッチ適用やアップデート、ソフトウェアトラブルの保守・サポートを行えば、移動やトラブル状況の把握など管理者のさまざまな手間を省いてくれる便利なツールとなる。
また、経営的な観点から見れば、1カ所ですべてのPCを管理でき、人件費や出張費を削減できるのだ。これはリアルタイムにトラブルへの対処が可能になりダウンタイムの減少にもつながる。
セキュリティに厳しいヨーロッパ市場で評価されるPC-Duo
世の中にリモート管理ツールは多々あるが、これらの中で、前述したPCの一括遠隔操作のほか、後述するセキュリティ管理などに有用なソリューションを提案しているのがエージーテックの販売している「NetSupport PC-Duo」(PC-Duo)だ。PC-Duoは英Vector Networksが開発したソフトウェアで、ヨーロッパの金融や教育といった市場で大きなシェアを誇る。セキュリティ機能に対して厳しい市場であるヨーロッパから高い評価を得ているということは、それだけセキュリティに関して定評のあるソフトウェアだと言えよう。
競合のリモート管理ソフトは、TCP/IPのポートを複数利用するのに対し、PC-Duoは1ポートしか利用しないというリモート管理ソフト自体のセキュリティの高さもさることながら、PC-Duoはネットワークで接続したPCを操作できるだけでなく、そのPCの状態を監視するといった使い方をすることで、セキュリティの向上に役立てることができる。
サーバの動作状況を監視していれば、外部からサーバに侵入したり不正なアクセスがないかどうか、不必要なプロセスが起動していないかなどの状況チェックに活用できる。クライアントPCの監視を行えば、PCの業務外使用などをチェックすることも可能だ。
近年、企業内における業務内容とは関係のないPCの利用が問題視されている。業務と直接関係のないWebページの閲覧や私用メール、私的な文書の作成などにクライアントPCが利用されており、この問題に頭を痛めている企業は多い。PC-DuoでクライアントPCを監視し、私的利用があれば、管理者からメッセージを送って注意を促すことができる。リモートで作業内容を監視していることをユーザーは意識し、自然と私的利用はなくなる。
PC-Duoはセキュリティのほか、高いパフォーマンスと充実した機能でも定評がある。クライアント側とコントロール側でやり取りされるデータは独自の圧縮アルゴリズムや画像判定ロジックにより、高い操作性を実現している。機能面では、管理対象となる複数PCをグループ化して同一処理を一括できるグルーピング機能、管理側の画面をほかのユーザーに見せられるショー機能、リモートコントロールやショー機能を使いながら音声会話できる音声・テキストチャット機能などを備える。
リモート管理ソリューションを探しているのであれば、PC-Duoに注目すべきだろう。
[柿島真治,ITmedia]
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