問題は次の雷はどっちに落ちるか分からない、ということ。
雷がなかなか落ちないなあと思って、いったん仕切り直しだ、とシャッターを閉じたときも、そこでその画像を消してはダメ。もしかしたら、気づかなかっただけで写ってるかもしれないから。
実は下の写真は、撮影時にはまったく気づかなかった雷だ。40秒くらい露光して、だめかなと諦めた写真だったのだ。その場で「失敗した」と思って消さなくてよかった。
非常に遠かった上に雨も激しかったので写りはよくないが、ちょっと画像編集ソフトで補正してトリミングしてみた。
さらに運のいいことに、シャッターを開いて10秒ほどで正面に4本もの落雷。
落雷の近くにいた人のことを思うと、運がいいなんていっちゃいけないのだが、まあ、わたしにとっては運良く撮れたのである。
つまるところ、雷を撮るのに必要なのは専用の撮影機材や超絶技巧ではなく、「雨に濡れずに撮影できて空が見える場所」があり、「デジタル一眼レフと三脚とリモコンかケーブルレリーズ」があれば、あとは「勘」と運」である。
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