ITmedia NEWS >

冬ボで買いたいイヤフォン&ヘッドフォン総チェック(5/5 ページ)

» 2009年12月25日 12時22分 公開
[野村ケンジ,ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4|5       
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

オーバーヘッド型ヘッドフォン――価格未制限クラス(実売3万円以上)

HD650(ゼンハイザー)

photo

製品特徴:ゼンハイザーのオープンエアー型モニターヘッドフォンのなかでも、絶大な人気を誇るベストセラーモデル。軽量のアルミニウムボイスコイルやメタル製メッシュハウジングカバー、低ゆがみにこだわったドライバーなど、各パーツに高いクオリティーを求めつつ、ドライバーをひとつひとつチェックしてペアリングするなど、細やかな製品作りによっで上質なサウンドを実現。

音の特徴:演出をいっさい排したストレートなサウンドはまさにモニター系の鏡。リファレンスとしては本命といえる製品だ。ただしオープンエアー型であるため、騒音レベルの高い電車内や飛行機内はあまり得意ではない。音色もモニター系らしくクールなため、多少好みが分かれるかもしれない。

音色傾向
解像度感 粗い ―――○― きめ細かい
帯域バランス 中域重視 ―――○― ワイドレンジ
音色傾向 ウォーム ――――○ クール

MDR-SA5000(ソニー)

photo

製品特徴:110kHzというケタ外れの再生能力を誇り、SACD対応をうたう超ワイドレンジ/高音質再生の最上級モニターヘッドフォン。軽量フレームや圧力分散ヘッドドクッションなど、ユニークなスタイルは装着感へのこだわりの表れでもある。

音の特徴:モニター系ならではのフラットな特性とワイドレンジ、ストレートな音楽表現と同時に、超が付くくらいのきめ細やかさと階調の豊かさも持ち合わせている逸品。キレも粒立ちもよいため、優しい表現もダイナミックな演奏も得意不得意なく楽々と再生しきってくれる。満足感の高い一生ものの製品だ。

音色傾向
解像度感 粗い ――――○ きめ細かい
帯域バランス 中域重視 ――――○ ワイドレンジ
音色傾向 ウォーム ――○―― クール

SRS-4040A(STAX)

photo

製品特徴:繊細で精密な表現を得意とするコンデンサー式ヘッドフォンに真空管アンプを組み合わせた超高級ヘッドフォンシステム。コンデンサヘッドフォンならではのユニークなスタイルも特徴だ。ヘッドフォンアンプがかなりのサイズを有しているため、室内での使用が前提となる。

音の特徴:きめ細かいという言葉が陳腐に聞こえるくらい、シルキーで濃密な音。チェロなどのアコースティック楽器では、別の録音かと勘違いするほどなまめかしいリアルさを堪能させてくれる。弦の直接音と胴鳴り、ホールの音が見事に分離して聞こえる高解像度感も特筆もの。この音に魅入られてしまったら、もう他の製品に浮気できなくなるのは確実だ。

音色傾向
解像度感 粗い ――――○ きめ細かい
帯域バランス 中域重視 ―――○― ワイドレンジ
音色傾向 ウォーム ―――○― クール

K701(AKG)

photo

製品特徴:AKGの新フラッグシップは、2 層構造&バリモーションシステム(サウンドゾーンとムーブメントゾーンによって構成される振動板システム)の振動板や、フラットワイヤーボイスコイル(扁平加工されたボイスコイルを縦長方向に密集させて巻き上げる方式)など、さまざまな独自技術を採用することによって格段のリアルサウンドを実現した。

音の特徴:モニターライクなフラット&ワイド特性と高解像度が功を奏して、音の密度感やリアルさは天下一品。ロック/ポップスからクラシックまで、ジャンルを選ばずその良さを確実に引き出し、音楽の躍動感を存分に楽しませてくれる。音場にひときわ空間的な奥行きを感じるなど、ヘッドフォンと思えない特徴も持ち合わせている銘機だ。

音色傾向
解像度感 粗い ―――○― きめ細かい
帯域バランス 中域重視 ――――○ ワイドレンジ
音色傾向 ウォーム ――○―― クール

前のページへ 1|2|3|4|5       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.