オーディオ関連メーカーが一堂に会する「秋のヘッドフォン祭2015」が10月24日、東京・中野の「中野サンプラザ」で開幕した。各社の新製品や注目製品を実際に聴いて試せるということで、過ごしやすい秋晴れの中、会場には多くのオーディオファンが集まった。
毎度おなじみとなった中野サンプラザの6階、7階、11階、13階、14階、15階の6フロアに220を超えるブランドが新製品の展示や試聴可能なブースを構えている。アユート(Astell&kern)やiFI-Audio、FitEarなどの新製品発表会や、クラムボンのミトやメロキュアの日向めぐみがスペシャルゲストとして参加する「野村ケンジのなるほどハイレゾ Special Talk Show」、カスタムIEM各社によるカスタムイヤホン座談会など、多彩なイベントが予定されている。
各ブースでは新製品から参考出展のものまで、実際に試聴することができる。担当者と対面で話をすることもできるので、より理解を深められるだろう。
例えばオンキヨー&パイオニアイノベーションズブースには、11月下旬に発売を控えたオンキヨーのバランス接続/11.2MHz DSD再生対応プレイヤー「DP-X1」や、パイオニア初となるハイレゾプレイヤー「XDP-100R」が視聴できる状態で展示。設計コンセプトや部材は共通ながらそれぞれ異なる味付けがされた兄弟機とも言える2つを聴き比べることができる。
OPPO Digitalブースでは、10月30日に発売となる平面磁界型ヘッドフォン「PM-3」の新色「Cherry Red」および「Steel Blue」を展示していた。色だけでなくヘッドバンド部分の仕上げが異なり、さらに付属品の見直しによって価格も5000円ほど下がるという。
隣に展示されていたPM-3用のGND分離バランス接続用ケーブル「6N-OFC Balanced Headphone Cable」は10月24日発売で、希望小売価格は9900円(税別)と、こちらも注目だ。参考出展ながら、USB DAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプ「HA-2」の新しいカラーバリエーションも展示していた。
フロンティアファクトリーブースでは、同社が扱うKlipsch(クリプシュ)のハイエンド製品「X20i」などを試聴できる。同社が「世界最小プレミアムハイレゾイヤフォン」をうたうように、重量22グラムのコンパクトボディに高周波スーパーツィータ―「KG-125」とフルレンジバランスド・アーマチュア型ドライバー「KG-926」を搭載し、再生周波数特性は5〜4万Hz、感度は111dB、インピーダンスは50オームを実現。発売は11月中旬で、バランスモードタイプのケーブルも登場予定だ。
JVCケンウッドブースには、登場したばかりのJVCブランド初ハイレゾ対応ヘッドフォン「SIGNA」(シグナ)シリーズを展示。心地いい音質と装着感にこだわり、聴き疲れしにくいフラットな音を目指したという。
このほかにも、盛り上がりを見せるポータブルプレイヤー新製品やヘッドフォン、イヤフォン、ポータブルアンプなど展示は一日で回りきれないほど盛りだくさんだ。秋のヘッドフォン祭の会期は10月24日(土)と25日(日)。開場時間は24日が19時半まで、25日は10時30分〜18時となっている。入場は無料。
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