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ハイレゾ+LDAC、エレコムが音質重視の小型Bluetoothスピーカー「メゾフォルテ」を発売

» 2016年12月06日 20時07分 公開
[芹澤隆徳ITmedia]

 エレコムは12月6日、音質重視の小型アクティブスピーカー「Mezzoforte」(メゾフォルテ)を発表した。ソニーが開発したコーデック「LDAC」を採用したBluetoothスピーカーであり、USB入力を持つハイレゾ対応のデスクトップオーディオ機器でもある。価格は2万5450円(税別)で2017年1月中旬に発売する。

メゾフォルテ。型番は「LBT-SPHR01」

 ピアノブラックで塗装されたボディーは小柄ながら重厚感があり、着脱可能なサランネットの中に2.1chスピーカーと2つのパッシブラジエーターを収めた。低域と中高域を独立したアンプで駆動するデュアルアンプ構成をはじめ、リチウムイオンバッテリー3本を直列接続することで昇圧回路なしでアンプを駆動するなど、音質重視の設計を徹底したという。

中央がウーファー。左右のフルレンジにはアングルをつけて音場を広げる

 またLDACやaptXなどの音声コーデックに対応するため、クアルコムの「CSR8675」を搭載。ウォークマンやAndroidスマートフォンなどLDAC対応機器と組み合わせた場合、最大96kHz/24bitというハイレゾに迫るクオリティーでワイヤレス楽曲再生が可能になる。なお、ソニー以外のメーカーがLDAC対応機器をリリースするのはティアックに続いて2社目だが、市場投入時期はエレコムのほうが先になる。

背面にパッシブラジエーター。micro USB入力とアナログ入力もある

 背面にはUSB入力を装備。PCやiPhone(カメラキット使用)、Androidスマートフォン(OTGケーブルが必要)などから最大96kHz/24bitのハイレゾ音源再生が可能だ。バッテリー駆動時間は、USB接続時で約12時間。なお、3.5mmミニジャックのアナログ入力も備えているが、フルデジタル処理のため、内部でA/D変換を行う仕組みになっている。

 本体サイズは、233(幅)×72.8(高さ)×105(奥行き)mm。重量は約1.4kgとなっている。

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