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iPhone 7に最適! ワイヤレスイヤフォンの選び方(2/2 ページ)

» 2016年12月21日 10時00分 公開
[芹澤隆徳ITmedia]
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3、音をチェックするときは

 コーデックよりも音質を左右するのがイヤフォンそのものの素養です。スペックだけで決めることはせず、実際に普段聴いている音楽を試聴して好みに合うかを耳で判断してください。とくにカナル型(耳穴に突っ込む耳栓タイプ)を試聴するときには、面倒でも先端のイヤーピースを自分に合ったサイズのものに付け替えましょう。音の印象が随分変わるはずです。

ケーブルがなくてすっきり身軽(写真のスマホはiPhoneではありません)

4、意外と重要なSCMS-T

 次のチェック項目は、SCMS-Tというコンテンツ保護技術に対応しているかどうか。対応していないと、ワンセグ放送など一部コンテンツの音声が聞けません。「iPhoneだからワンセグは関係ないよ」という人も、例えば「radiko.jp」でラジオを聞きたい場合はSCMS-Tに対応している製品が必要になるなど、意外なところで顔を出してきます。またSCMS-Tは日本のローカル仕様のため、海外製品を選ぶ際にはとくに注意が必要。対応している製品はスペック表に明記されているはずなので、必要だと思う方は忘れずにチェックしてください。

5、付加機能で“もっと便利”に

 Bluetoothイヤフォンはマイクとリモコンが付いている製品が多く、ハンズフリー通話や耳元で音楽の再生操作(一時停止や曲送りなど)が行えるところが便利です。中にはiPhoneの「Siri」を呼び出せる製品もあったりと、既にイヤフォンやヘッドフォンは音楽を聞くだけの道具ではなくなっています。

アップルの「AirPods」は完全ワイヤレスタイプのBluetoothイヤフォン。Siriとの連携機能などを備えたインテリジェントなヘッドセットでもあります。価格は1万6800円(税別)

 例えばスポーツタイプをうたっている製品は防水性能や防塵性能に優れたものが多く、中にはセンサーを内蔵していて歩数や心拍数を計測できる製品もあります。心拍数が分かると効率良く脂肪を燃焼させる運動の仕方が分かったり、フィットネスアプリと連携してデータを蓄積できたりと便利なことも多いので、運動不足が気になる人は検討してみてはいかがでしょうか。

ボーズの「SoundSport Pulse wireless headphones」は心拍数の計測機能付き。価格は2万3760円(税込)

 また少し高価になりますが、ノイズキャンセリング機能付きの製品もいくつか登場しています。ノイズキャンセリングは外部の騒音を小さくしてくれるため、出張の多いビジネスマンなどに人気ですが、それは同時に“音を聴く環境を整える”ことでもあります。つまり音楽好きの人にもオススメの付加価値なのです。


 5つのポイントに分けて紹介してきましたが、iPhone 7とワイヤレスイヤフォン&ヘッドフォンがあれば、身軽で快適な音楽生活が送れることは間違いありません。今までとは違うライフスタイルを楽しんでみませんか?

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