携帯の“小技”を探せ──メモ帳編(1/2 ページ)

» 2004年04月09日 21時28分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 携帯のカタログにも載っていないけど、使っていて便利、なくなったらとっても困る、そんなちょっとした“小技”を紹介する、このコーナー。今回は、「メモ帳」機能を見ていきたい。

 携帯電話が手帳代わりに使われるようになって久しい。強力な予測変換を備える昨今の携帯では、テキストメモの入力も面倒ではないはず。ちょっと気になった“メモ機能”を見ていこう。

※“小技”を探せコーナーでは、「自分の使っている携帯の、この機能が便利!」「こんな機能が携帯にあったらいいのに……」といった情報を募集しています。

こちらから編集部宛に、内容頭に「小技:」と入れてお送りください。

待受画面からサッと入力できてこそ、メモ

 「メモしておいたはずなのに……」。メモ帳を使っている人の中には、書いたメモが複数のノートに分散していて、イザというときに見つからない経験をした人もいるだろう。とっさにあった紙片にメモをして、それをなくしてしまった……というユーザーもいるだろう。あのメモ帳は今家だ──という経験は誰しもがあるはず。

 常に持ち歩く携帯電話ならば、最良のメモ帳として利用できるはず。メールで鍛えた日本語入力を、メモにも生かさない手はない。

 とはいっても、メモ機能を重視している携帯電話は案外少ない。まず最初に見ていきたいのが、簡単にメモが読み書きできるかだ。

 感動的なのは、カシオ計算機製のau端末「A5403CA」。十字キー下の[クリア]ボタンが[メモ]も兼ねており、待ち受け画面からボタンを押すだけでメモを起動できる。なにようれしいのは、待ち受け画面から[メモ]−[決定]−[編集]と押すだけで、メモが入力できるという使い勝手の良さ。

 さらに、メモメニューの先頭[1]番は「簡単メモ帳」になっている。簡単メモ帳は、ひとつのテキストに順に新規メモを追加していけるものだ。自動的に区切り線が入り、古いメモは下に移動する。

A5403CAでは、待ち受け画面から[クリア]ボタンを押すと左のメニューが現れる。簡単メモ帳は、入力のたびに区切り線が引かれるメモ帳だ

 もちろん、複数のメモ帳を扱える「メモ帳」機能もある。サブメニューから「メモ帳にコピー」を選べば、簡単メモ帳の内容を通常の「メモ帳」に移すこともできる。

 待受からワンボタンでメモが起動できる端末は「A5403CA」のほか、au向け東芝「A5501T」(これもクリアボタンがメモメニューを兼ねている)など一部だ。ただしショートカットにメモを登録できる端末はけっこうある。

 「N900i」「P900i」「N505iS」など、NEC系のソフトを搭載したドコモ端末は、[メニュー]ボタンを2度押すとショートカットメニューが表示される。「SH505iS」などドコモ向けシャープ端末は(壁紙にカレンダーを表示しない状態で)下ボタンを押すとショートカットが現れる。「D505i」では右ソフトキーが、「SO505iS」では[My]キーがショートカットへの入り口だ。

※ドコモ向けシャープ端末のメモは起動は簡単だが、入力時のボタン操作が多くて面倒。新規のメモをつけるには、[サブメニュー]−[新規作成]−[決定]−入力−[完了]−[登録しますか? はいを選択]−[決定]と、かなりのステップが必要になる。新規作成のあとに[決定]があるのは、ここで「分類」を選択できるためだ。それにしても、ステップはもっと短縮してほしい。特に、登録確認画面のデフォルトが「いいえ」になっているのが面倒だ。
新規を選択して決定したらすぐに編集画面になって、決定ボタンで確定したらすぐにメモリストに戻るのが分かりやすく快適だろう。NEC系ソフトの端末やパナソニック端末では、だいたいこうなっている。

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