加速度センサー【かそくどせんさー】

» 2004年06月01日 13時43分 公開
[江戸川,ITmedia]

 加速度センサーとは、加速度、すなわち単位時間当たりの速度の変化を検出するための回路素子。従来は機械式のセンサーが利用されてきたが、現在は半導体を用いた製品が主流になっている。半導体式のメリットは小型で、かつ精密な検出が可能なことだ。

 半導体を用いた加速度センサーには、静電容量検出方式のほか、ピエゾ抵抗効果を利用したもの、シリコン結晶異方性エッチングを利用したものなどが存在する。

 加速度センサーは、その言葉の響きからすると速度に関する測定を行うのが専門に思われるが、具体的には携帯電話の傾きを測り画面表示を補正する機能や、移動時の揺れ具合から歩数計などに利用されている。ボーダフォンの「V401D」NTTドコモの「F672i」に搭載されている歩数計機能はこの加速度センサーによるものだ。

 加速度センサーは、1軸、2軸、3軸と、軸数によってもタイプが分けられる。3軸センサーは3次元の加速度が検出できるほか、地球の重力(静的加速度)の計測にも対応できる。携帯電話の傾きを検出するのはこの3軸センサーの働きによる。

 加速度センサーが使われている身近な例を取り上げると、乗用車のエアバッグシステムが該当する。また、AIBOやASIMOなどのロボットの歩行・姿勢制御、エレベーターの地震探知機などにも加速度センサーが用いられている。

 加速度センサーの変わった使い方としては、東芝が販売しているタブレットPC「dynabook SS M200」が挙げられる。内蔵した加速度センサーによって、本体を上下・左右に振るだけでアプリケーションを起動させたり、PCのロックなどが行えるという(2003年12月4日の記事参照)。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月30日 更新
  1. Switch 2の「箱の中にHDMIケーブルが入っていなかった」との問い合わせ、任天堂に寄せられる (2026年05月29日)
  2. 「Rakuten Linkで着信拒否できない件」を楽天モバイルはどう考えているのか 置き去りにされた基本機能の行方 (2026年05月29日)
  3. 陸マイラーの筆者が「ANAモバイル」を契約 20%マイル付与だけじゃない、“メイン回線昇格”の理由 (2026年05月27日)
  4. スマホのバッテリー切れでも「モバイルSuica」は使える? “予備電力機能”がSNSで話題に (2026年05月29日)
  5. 「Xiaomi 17T」シリーズの価格は「非常に頑張った」 海外より激安 価格変動を抑えられた理由 (2026年05月29日)
  6. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  7. 「Xiaomi 17T」シリーズ6月4日発売 17Tも光学5倍カメラ、17T Proは7000mAhバッテリーやFeliCa搭載で11万9800円から (2026年05月28日)
  8. サンコー、電動うちわを発売 10年ぶりの第3世代モデル、土台強化で“自走しちゃう問題”も克服 (2026年05月29日)
  9. ケータイ感覚で使えるスマホ「MIVEケースマ」がau Flex Styleに登場 3万4800円で販売中 (2026年05月29日)
  10. 厚さ約14mmの薄型急速充電器「CIO NovaPort SLIM DUO 65W 2C」が27%オフの4380円に (2026年05月28日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年