6月3日、衆院本会議で改正道路交通法が可決され成立した。自動車や原動機付き自転車の運転中に、携帯電話を手で持って通話したり、メールの送信などを行うと、5万円以下の罰金が科されるようになる。
従来、携帯電話の利用は「交通の危険を生じさせた者」に対する罰則というかたちで制限されていた。しかし改正道交法では、危険を生じさせたかどうか関わらず、運転中に手に持って通話しただけで罰金が科される。
- 過半数が、運転中に携帯使用
この夏、運転中の携帯利用に対する罰則が強化されるが、ドライバーの多くは運転中に携帯を利用している。過半数は必要があれば運転中も携帯を使用し、うち普段通りに使うユーザーも40%いる。
- 運転中の着信、7割が“取る”
道交法の改正で、夏には運転中の携帯利用に罰金が科せられるようになる見込み。しかし現状、ドライバーの7割が、運転中の着信を“取ることがある”と答えた。
- 車内携帯利用がカギ──Bluetoothの“今年こそ”
運転中の携帯利用禁止が強化されることで、ハンズフリー機能の強化が必須となってきた。一向に普及の兆しが見えなかったBluetoothにとって、これは最後の上昇気流。テレビ電話の普及も、Bluetoothの利用シーン拡大に寄与するかもしれない。
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