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» 2004年06月09日 14時23分 公開

ノキア、シェア6%落とす〜世界の携帯販売

2004年1-3月期の世界の携帯電話販売台数が、史上初めて1億5000万台を突破。通年では6億台を超える可能性もある。ただし、上位ベンダーの中でNokiaだけがシェアを6%近く落とした。

[斎藤健二,ITmedia]

 ガートナー ジャパンのデータクエスト部門は、2004年1-3月期の世界における携帯電話販売台数を発表した。調査によれば、エンドユーザーに対して販売された台数は、対前年同期比で34%増となる1億5300万台。四半期ベースで1億5000万台を突破したのは、史上初めてだという。

ベンダー 2004年1-3月期販売台数 2004年1-3月期シェア 2003年1-3月期販売台数 2003年1-3月期シェア
Nokia 4423万7500 28.9% 3947万9200 34.6%
Motorola 2511万1000 16.4% 1670万4100 14.7%
Samsung 1906万2500 12.5% 1230万3100 10.8%
Siemens 1228万5900 8% 868万4600 7.6%
Sony Ericsson 848万8600 5.6% 538万4800 4.9%
LG 810万9900 5.3% 557万1100 4.9%
その他 3570万8600 23.3% 2590万200 22.7%
1億5300万4000 100% 1億1402万7100 100%

 ベンダー別シェアでは、Nokiaが28.8%で変わらずトップ。次いでMotorolaの16.4%、Samsungの12.5%と続く。前年同期と順位は変わっていないものの、トップのNokiaは約6%、シェアを落とした。

 ガートナーは、「西欧および北米において市場シェアが大幅なマイナスになった。背景として、機種のバリエーションが貧弱であること、欧州において携帯オペレータがNokia以外の端末ベンダーからの納入を増やしていることが指摘できる」としている。

 国内端末メーカーでは、NEC、パナソニック モバイル、京セラが、それぞれ7位、8位、9位に入っている。「国内市場で全般的に需要が堅調であったことに加え、3社とも海外における販売が順調に推移した」(ガートナー)

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