シャープは、FeliCa対応端末「SH506iC」でついにヒンジに手を入れた。通常の折りたたみに加え、左右に180度液晶が回転する2軸構造のヒンジを採用。カメラ撮影が大型のメイン液晶で可能になったほか、ドキュメントビューアにも新機能が追加されている。
最近、2軸のヒンジ構造が人気だ。NEC製の「N506i」が同様の機構を持っているほか、パナソニック モバイルの「P505iS」「P506iC」、「P900iV」も回転方向はやや異なるものの液晶を反転させることができるヒンジ構造になっている。「Tornado Style」と命名されたSH506iCの場合、単に液晶が反転するだけでなく、側面に豊富なボタン類を配置して液晶を閉じたままで各種操作を可能にした。
メールやiモードの閲覧、カメラの利用、通話ももちろん可能。
これが生きるのが、ドキュメントビューアに追加された機能だ。「SH900i」に搭載されたWord、Excel、PDFなどの閲覧に加え、XMDFフォーマットの電子ブックも閲覧可能に。本体内には電子辞書もプリインストールされている。液晶を折りたたんだまま、コンパクトなスタイルで電子ブックを読み進められる。
カメラやメイン液晶などは、SH900i譲り。ICシリーズでは最高画素数の202万画素CCDにオートフォーカス(AF)機構も搭載。メイン液晶は2.2インチと小振りになったが、その分コンパクトなボディに仕上がった。高さ103ミリ、幅49ミリは“iCシリーズ”で最も小さい。ただし、重さのほうは136グラムと重めだ。
またヒンジの変更に伴い、背面液晶はモノクロSTNタイプに変更されている。これまで内蔵だったアンテナも、非伸縮型のものが設置された。
主な仕様は以下の通り。
機種名 | SH506iC |
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サイズ(幅×高さ×厚み) | 49×103×26ミリ |
重さ | 136グラム |
連続通話時間 | 135分 |
連続待受時間 | 350時間 |
カメラ | 202万画素CCD |
外部メモリ | miniSD |
メインディスプレイ | 2.2インチ26万色TFT液晶・QVGA |
サブディスプレイ | 0.6インチモノクロSTN液晶・12×72ピクセル |
カラー | メロウシルバー、ブリリアントブラック、スパークリングピンク |
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