モバイル・セントレックス【もばいる・せんとれっくす】

» 2004年08月09日 17時38分 公開
[江戸川,ITmedia]

 モバイル・セントレックス(Mobile Centrex)は、携帯電話を企業の内線電話として利用するサービス。具体的にはボーダフォンの「Vodafone Mobile Office(ボーダフォンモバイルオフィス)」や、KDDIの「OFFICE WISE(オフィスワイズ)」(6月2日の記事参照)が該当する。

 これまでにもPHSを企業の内線電話として使う、事業所用コードレスホンシステムなどはあったが、これはサービスというよりシステムそのものといえる。企業自らが交換機本体、基地局、端末に至るまでをビル内に設置する必要があったため、導入時のハードルもそれなりに高いものであった。

 ボーダフォンの提供するVodafone Mobile Office(VMO)は、こうした交換機や基地局の設置を不要としたもの。同一法人名義で契約した携帯電話(VGSに限る)を、オンネットグループと呼ばれる内線グループに登録することで、日本全国での無料内線通話が可能になる。

 VMOのオンネットグループには固定電話も含めることができ、携帯電話との内線通話は低料金が適用されるほか、グループ登録されていない携帯電話とも有料で接続ができる。

 一方、KDDIのOFFICE WISEはオフィス内に小型のアンテナを独自に立てるシステム。基本的にauの携帯電話網や一般回線の網を使わないため、内線通話が定額制になるというもの。もちろん外出先への転送や、屋外の電話機との内線通話もできるが、これらは有料扱いとなる場合もある。

 また、NTTドコモでは古くより事業所用コードレスシステム「PASSAGE」を販売していたが、PHSをベースにした機器がリプレース時期を迎えるにあたり、無線LANを内蔵したFOMA「N900iL」を用いたシステム「PASSAGE DUPLE(パッセージ・デュプレ)」の販売へと切り替えるようだ。

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