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» 2004年08月12日 18時39分 公開

汎用Bluetoothヘッドセットユニット、「AD-BTH」を試す(2/2 ページ)

[坪山博貴,ITmedia]
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 この仕様の関係で、Bluetooth対応携帯電話+ヘッドセットの組合せとは使い勝手が異なる。待ち受け状態ではヘッドセットで着信を確認することもできないからだ。例えば完全にハンズフリーで着信、通話を行うには、常時アダプタとヘッドセットを通話状態にしておき、携帯電話側の自動着信機能を有効にしておく必要がある。

 より現実的な使い方としては、アダプタとヘッドセット間は待ち受け状態、携帯電話側はイヤホンマイク利用時でも着信音が携帯電話で鳴る設定にしておき、自動着信を有効にしておく方法。着信を確認したらヘッドセット側面のボタンを押し、アダプタとヘッドセット間を通話状態にして自動着信が開始されるのを待つ。

 車内利用であれば、アダプタとヘッドセット間を常時通話状態にしておくことも非現実的ではない。1日中車で移動している人はともかく、利用を車での移動中に限定すればヘッドセット側の最大4時間程度の連続通話時間で1日は十分カバーできるだろうし、アダプタ側は常にDCアダプタを接続しておくこともできる。ヘッドセットの充電を怠らなければいい。

 Bluetooth対応携帯電話+ヘッドセットには使い勝手が劣る部分もあるが、音質はいかにもBluetooth製品らしいクリアなもの。筆者が以前にレビューしている「A5504T」や「F900iT」と「HS810」の組合せに勝るとも劣らない印象だ。ヘッドセットの掛け心地も悪くなく、やはりワイヤレスの快適さを感じさせてくれた。

耳に引っ掛ける形になるフックは着脱が可能で、右耳にも左耳にも対応できる。スピーカー部は耳の内部まで入り込むタイプではないため、インナーイヤーフォンがフィットしないといったタイプの人でも安心して利用できる

Bluetooth対応携帯に買い換えても利用

 使い勝手にも見られるように、本製品は携帯電話のBluetooth対応が本格化するまでの過渡期の製品というイメージが強い。それでも実際に使ってみるとワイヤレスの快適さはほかに代えがたいものがある。

 価格はアルファデータの直販で1万7980円とBluetoothヘッドセットしてみると少々高めだ。しかしBluetooth非対応の携帯電話がそのまま利用でき、DCアダプタまで付属することも考慮するとコストパフォーマンスは決して悪くない。

 Bluetooth対応携帯電話に買い換えてもヘッドセット部はそのまま利用できるのもメリットだ。今回は動作確認できなかったが、F900iTではヘッドセット部のみでも利用可能となっており、少なくともヘッドセットプロファイルはサポートしているはずだし、プロファイルに準拠した使い勝手になるはずだ。

 現状はBluetooth対応携帯電話の製品数も非常に少なく、ヘッドセット利用だけのために携帯電話を買い換えることは躊躇してしまう人も多いだろう。買い換えたいと思えるBluetooth対応携帯電話が登場するまで“車内利用は「AD-BTH」で”という選択肢は大いにありだし、こういう選択肢を提供してくれる製品の意味も重要だ。

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