EdyとSuicaは「やはり共存できる」その理由は?mobidec 2004(2/2 ページ)

» 2004年08月27日 21時21分 公開
[杉浦正武,ITmedia]
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 宮沢氏の言うように、各端末を接続するネットワークを構築する必要があるのであれば、エリア拡大にも制限があるはず。

 「駅から遠く離れた地域で、Suicaの電子マネーサービスをやるメリットはないのでは」(宮沢氏)。そのため、利用シーンもある程度限定され、結果的に(エリア無制限の)Edyと棲み分けられる――という論法だ。

 この点をJR東日本に聞くと、即座に「大掛かりなネットワークを構築しなければSuicaが使えないということはない」との返答。

 「電話線があれば十分。実際に、駅から離れた場所にも決済端末があるし、ファミリーマートと提携できるのもそういう背景があってのことだ」(JR東日本)。ビットワレットの指摘は当たらないという。

 こうして見ると、宮沢氏が“Suicaと共存”できる理由として説明した内容が、Edyの優位性を主張しているようでJR東日本の反発を招く――という、奇妙な構図になった。

 EdyとSuicaは、はたして競合するのか、共存できるのか。……ビットワレットとJR東日本との間で多少の温度差もあるのか、結論はいまだ出ない。

SuicaとEdyの共用リーダー/ライターは可能か?

 パネルディスカッションでは、SuicaとEdyの両方に対応したリーダー/ライターが開発可能かとの話題が出た。

 この点を聞かれたパネルディスカッションの出席者、フェリカネットワークのプラットフォーム部 統括部長の平児玉功氏は「はっきり言ってしまうと、可能」。

 平児玉氏によれば、「同じFeliCaカードであり、無線インタフェースを一緒にできる部分はある」。ただ、事業者によって運営のスキームというかポリシーがある。そこを上手く調整しなければならない、とのことだった。

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