8月26日から29日まで、台湾・台北にて開催された「Taipei Telecom 2004」。会場では大手端末メーカーの直接出展はなかったものの、数社の台湾メーカーが展示を行っていた。また、各通信事業者のブース内でもいくつか新製品が展示されていた。興味をひかれた端末を、いくつかピックアップしてみよう。
オールアルミ筐体、最薄14ミリのハイセンスモデルである「Motorola V3」の実機が、早くも展示されていた。折りたたんだ状態では出っ張り部分が少なく、ほぼフラットな形状になる。持った感じはまるでカード型の端末のようだ。開いた状態では液晶部分が非常に薄いため強度が心配なのだが、アルミ筐体のため問題なさそう。キーボードも、デザインが凝っている割にはボタンが大きいため軽いタッチで操作が可能。この秋に発売予定。
Motorolaはこのほか、3Dサウンド対応、RealOneプレーヤー搭載で音楽やビデオ再生に優れた「E680」、Linux OS搭載で130万画素カメラ内蔵のハイエンド端末「A780」、Windows Mobileを採用したSmartphone「MPx220」など、話題の新製品を一挙に展示していた
「P910」は、SymbianOS搭載の現行スマートフォンである「P900」に小型サイズのフルキーボードを搭載させたもの。液晶カラーが26万色にアップしたほか、内蔵メモリが64Mバイトに倍増するなど、ハードウェアも若干マイナーチェンジされている。フルキーボードは数字キーのフリップ部分の裏面に備えられており、各キーは浅めながらもクリック感がしっかりしている。小さいキーサイズながらも片手で軽快に入力できそうだ。
「n620」と「n720」は、韓国メーカーブランドの超小型折りたたみ端末。手のひらにもすっぽりと収まるサイズで、デザインはアクセサリーのよう。ターゲットはずばり女性だという。両モデルの基本性能はほぼ同じで、1.8インチ6万5000色液晶、背面ディスプレイは有機EL、30万画素CCDカメラを備える。大きく違うのは外観で、n720はメタリックボディー、n620はカラフルなデザインの入ったプラスチック筐体となっている。
台湾最大手の携帯メーカー、DBTELからは同社初の130万画素カメラ搭載「J6」が展示。日本・欧米メーカー以外からも、いよいよメガピクセルカメラ搭載端末が出てくる時代がやってきた。本体サイズは80×41×22ミリと小型で、最大40秒の動画撮影にも対応している。背面ディスプレイは有機ELの6万5000色。発売は9月の予定。
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