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» 2004年11月17日 20時45分 公開

FOMA 901iシリーズの特徴と疑問 (2/3)

[斎藤健二,ITmedia]

3D×3D〜3Dグラフィックス×3Dサウンド

 「3Dの画像、そして全機種がステレオスピーカーを使った3Dサウンドで、臨場感溢れる3D表現が可能になった」(夏野氏)

 3Dグラフィックスのほうは、エイチアイの「Mascot Capsule 3Dエンジン」のVer.4を、FOMAとして初めて搭載した(2003年8月29日の記事参照)。パースペクティブコレクションやZバッファに対応したほか、フォグ表現や複数光源の処理が可能になっている。Ver.4はボーダフォンの「V602SH」「V601T」が既に採用している。

 全機種がステレオスピーカーを搭載し、さらに左右や背後で鳴っているかのように音が流れる仕組みを搭載。コンテンツプロバイダが、着メロファイルに組み込んだ音の定位情報を、各端末が独自のアルゴリズムで信号処理を行う。これにより、あたかも複数のスピーカーがリスナーを取り囲んでいるように聞こえる。

 同種の技術としては、ダイマジック社の技術が有名で(2003年6月4日の記事参照)、ヤマハ製の音源チップにも組み込まれているが、今回の901iシリーズでは、別の技術を採用したという。具体的な名称は非公開となっている。

 こうしたグラフィックスとサウンドの強化に伴い、着メロや着うたのファイル容量も増加した。着メロは20Kバイトから100Kバイトに、着うたは300Kバイトから500Kバイトに拡大。より長時間・高画質の楽曲再生が可能になった。また、細かな点ではメールの着信音に着うたを設定することが可能になった。

 KDDIが始めた「着うたフル」のような、音楽配信への取り組みはどうか(10月13日の記事参照)。「我々はPHSで音楽配信をやってきており、今年の9月に止めさせて頂いた。こうした経験を生かしながら、今後じっくりと音楽配信にも取り組んでいきたい」と夏野氏。市場性を睨みながら、タイミングを計っている状況だ。

 ただし、外部メモリカードに保存したAAC形式の楽曲ファイルを再生する機能は全機種に搭載した。「全機種、音楽再生機能付き。メモリカードで(PCから)音楽を移すと聴ける」(夏野氏)。

 これまでも音楽ファイルを再生できる端末はあったが(7月22日の記事参照)、それをキャリアが公式に機能として紹介するのは初めて。

Gコード表示対応のテレビ番組リモコンアプリ

 「放送と通信の連動の1つの形をここで実現する」と夏野氏が話すのが「Gガイド番組表リモコン」。全機種にiアプリとしてプリインストールされている。Gコード付きのテレビ番組表で、8日先までの番組表を取得できる。ジャンルやキーワードで検索できるほか、スケジュール登録なども可能になっている。赤外線リモコン機能も備え、テレビ操作のほかHDD/DVDレコーダ、VTRの予約録画も行える。

 これだけ多機能なリモコンだが、料金は無料だ。画面下部に広告が表示されるようになっており、「運営料金はその収益でまかなう」(説明員)仕組みだからだ。

 このリモコンは901iシリーズに限らず、900iでも対応予定。505iでも検討しているという。いずれもアプリをダウンロードして利用できるようになる。※11月19日付記:901iシリーズ以外の機種への対応は確定ではございません。お詫びし、訂正させて頂きます。

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