調査会社Gartnerが12月1日発表した統計によると、7〜9月期の世界携帯電話販売台数は前年同期比26%増の1億6700万台となった。ベンダー別のシェアはNokiaがシェアを回復して首位を維持。SamsungがMotorolaを抜いて2位につけた。
Nokiaは過去2四半期にわたってシェアが低下していたが、7〜9月期は30.9%と再び30%台を回復した。Samsungはシェア13.8%で2位となり、Motorolaは13.4%で3位に転落。次いでSiemens(7.6%)、LG(6.7%)、Sony Ericsson(6.4%)の順となっている。
「Samsungが2位につけたのは、世界で堅調な業績を上げ、複数の技術を基盤として製品の幅を広げた結果だ」と、Gartnerの主席アナリスト、ベン・ウッド氏は分析している。
地域別では日本を除く各国で販売が伸びたが、日本では前年比で12.8%減少。これは前年に、カメラ付き携帯の需要で販売がピークに達したことによるもので、3G携帯は2G携帯に比べて利益率が低いため、ベンダー各社は収益維持に苦戦しているとGartnerは指摘している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.