晴天下での作例は、いつもの象のすべり台から。ただ今回は諸般の事情から比較デジカメはなし。申し訳ない。その代わり、W22SAと同様にCMOSセンサーを使った「W21T」をどうぞ(11月29日の記事参照)。撮影日は1カ月ほど異なるが、どちらも晴天で撮影時刻も似ているので比較はできるだろう。
W21Tのほうが赤みが加わっていて鮮やかに見えるという面もあるが、見ての通り、W22SAの画像は全体に色味に乏しくかなりくすんでいる。一昔前のCMOSセンサーの撮影画像といった感じだ。
こちらのあずまやの写真も悪くはない。露出もちゃんと合っているし、空も白飛びしてないし、ディテールの破綻もない。ただ鮮やかさに欠ける寂しげな写真になってしまった。
青空を中心とした写真を撮ってみると、やはり期待したような青空は出ず、かなり濁っている。試しに風景モードにして撮影してみた。
かなりよくはなったが、澄んだ青空というわけにはいかないようだ。また空にざらつきも見られる。
次はマクロだ。AF機能が便利なのはこういうとき。数10センチという中途半端な距離や近距離でも、AFが自動的にフォローしてくれるので助かる。植木鉢の写真などは極端な近距離ではないが、きれいに背景がぼけてくれた。ピントが合うまで1秒ちょっとかかるが、それでもこういうカットがさっと撮れるのはいい。パンフォーカスのカメラだとどうしても20〜70センチくらいの距離が甘くなるからだ。
なお、決定キーを押すと自動的にAF+シャッターが動作するが、通話開始ボタンを押すとAFだけが先に働くので、そのあと決定キーでシャッターを切ればフォーカスロックもできる。
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