発色に難。操作もシンプルな携帯専用カメラ「W22SA」:ケータイカメラ画質研究ラボ(3/3 ページ)

» 2004年12月21日 02時03分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

室内での撮影編

 屋内は、まずは蛍光灯下での撮影から。

 ホワイトバランスはきれいに合い、やや赤がくすんでいる。屋外の時と同様に鮮やかさには欠けてもやっとした感じは残るが、なかなか優秀な出来。ただし、W21Tの時と同様(あれほどではなかったが)モアレが発生してしまった。蛍光灯下で撮影すると、条件によってこれが出てしまうのは残念。蛍光灯下では必ず出るというわけではなく、蛍光灯の種類や複数の光源であることが関係するのだろう。

 次は白熱灯下での撮影。

 白熱灯の赤みは完璧に補正されている。赤の彩度がやや足りないのと、コントラストが低めで眠い写真になっているのが気になるが、きれいに補正されているし、AFのおかげでディテールもしゃきっとしている。

 同じく白熱灯下でマクロ撮影である。

 マクロモードにしなくてもシームレスで近距離でもピントが合うのはさすがだ。ただ、赤の発色はよくない。彩度のみならずやや色相がずれているようだ。

 最後にCMOSが苦手なローソクの光だけの暗い写真を撮ってみよう。

(通常) (発光)
(夜景モード)

 やはり通常モードではホワイトバランスは強く補正されているものの、無理に明るく撮ろうとはしてない。通常モードとフラッシュ発光時でピントが合ってないのは、単に暗くてうまく合わなかった(端末自体はピント合わせ完了といっていたが、実際には合ってなかったようだ)だけである。

 夜景モードにすると暗いところは黒くツブレているものの、それなりにしゃんとした写真になった。

AF搭載ではあるがカメラ機能に過大な期待は禁物

 全体に使っていてイライラすることもなく操作もシンプル。これならVGA以上の解像度でも縦位置撮影にしちゃって、シンプルなケータイらしいケータイを目指してもよかったと思うW22SAである。AFが付いているおかげで、マクロモードに設定しなくても近距離まで撮れるのもいい。

 内蔵メモリのみなのでPCに転送して写真を使いたい人には面倒だが、そういう人をターゲットにしているのではない。カメラは壁紙などの利用かメール送信かそのままプリントといった用途で使う人向けなのだ。デジカメの代用としてPCの画面で写真を見るという人向けではない。

 そういうコンセプトに問題はないが、それでも発色はもうちょっとがんばってほしかった。ケータイの液晶モニタで見ていても、ちょっと色気にかけると感じるほどだったからだ。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月27日 更新
  1. ダイソーで1100円の「USB Type-C to HDMIケーブル」でスマホの画面をテレビに映すとどうなる? 対応機種なら試してみる価値あり (2026年10月24日)
  2. 「Galaxy Z Fold8」「iPhone Duo」を“メイン端末”として使う上での課題 縦型コンテンツの最適化をどう進める? (2026年10月26日)
  3. 「iPhone Duo」画面不具合の報告がSNSで話題 店頭デモ機の過酷な使用環境が起因か (2026年10月26日)
  4. 「iPhone Duo」は買いか見送りか――賛否 そんな中、登場した「iPad mini」は誰向け? (2026年10月27日)
  5. 「Androidのマイナンバーカード」がスタートするもフル機能対応機種が少ない件 ポイントは「StrongBox」という仕組み (2026年10月24日)
  6. 進化した「Siri AI」で感じた、iPhoneの操作を一変させる実力 「AI出遅れ」の汚名返上なるか (2026年10月24日)
  7. 新型「iPad mini」発表 有機EL搭載で防水にも対応、5.4mm/255gへと薄く軽くなって11万9800円から (2026年10月26日)
  8. 「iPhone Duo」はLINEもポケモンGOも“黒い”余白だらけ? 日本の定番アプリは未対応が多く (2026年10月23日)
  9. 「Google Fitbit Edge」先行レビュー:画面付き、Google マップ対応の実力は? Fitbit Airとの1万円差を検証する (2026年10月27日)
  10. 折りたたみ「iPhone Duo」対応ケース12選 ヒンジ保護、スタンド付き、耐衝撃性能など多彩なラインアップ (2026年10月26日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー