では室内編である。蛍光灯下で撮影する。
相変わらずいい感じ。SH506iCやSH900iに比べてよりシャープになった。オートホワイトバランスも良好で、周辺部の画質低下も抑えられ、よりレベルが上がっている。
次は白熱灯。
比較用にSH900iで撮ったものも並べてみた。明らかにSH901iCのほうがシャープになり、ディテールもしゃきっとして画質は向上している。
続いてマクロ。
これはちょっと赤の発色が今ひとつだったが、それ以外はAFの精度や撮影最短距離も含めてまったくもっていい感じである。
では暗くしてみよう。
(通常撮影) | (ケータイポジションで縦位置で撮影) |
(夜景モード) |
シャッタースピードはどれも0.4秒だが、夜景モードだと増感が抑えられる分ノイズが少なくなっている。オートでの撮影も無理に明るく撮ろうとしない分(まあロウソクだけでこれだけ撮ろうという人もそうはいないだろうし)ノイズも少なく、これはこれでいい。
フラッシュを発光すると、ちょうどいい感じで明るくなった。フラッシュの色は「ホワイト」である。
ほかにも動画機能はQVGAサイズ対応だし、ビデオ出力機能もあるしと、AV関係機能も充実している。
画質面では相変わらずトップといっていい。色は鮮やかで見映え重視だが、ケータイの写真は見映え重視であるべきだろう。
ただ、前述したように高画質で撮ったときの記録時間の長さや、全画面表示をしないと撮影時に構図がきちんと確認できない仕様、サイドに立派なシャッターボタンを装備しながら縦位置でしか記録されないという仕様には疑問が残る。画質がいいだけにアンバランスさを感じるのだ。
普段はVGAサイズで気軽に縦位置で撮り、いざというときだけ2メガモードにしてサイドのシャッターを使う、と上手に使い分ける人向けだ。でも考えてみたら私も2メガや1メガのケータイを使っているけれども、普段はVGAで撮ってるわけで、それはそれで悪くない。撮影方向の切り替えボタンがあるとなおよしというところか。
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