今年一番売れた携帯はどれ?携帯販売ランキング(特別編)(2/2 ページ)

» 2004年12月27日 14時55分 公開
[杉浦正武,ITmedia]
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順位 機種名 メーカー 発売年月日
1 TT31 東芝 2003/6/28
2 TT32 東芝 2003/11/1
3 TS41 三洋電機 2003/12/1
4 TK40 京セラ 2003/12/1
5 TK31 京セラ 2003/4/1
6 TS31 三洋電機 2003/2/1
7 TK22 京セラ 2002/11/22
8 TK40(*) 京セラ 2004/2/2
9 TK41 京セラ 2004/3/12
10 TT22 東芝 2002/10/19


 *表記はプリケーセット対応端末
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 ツーカーのランキングは、2003年6月にリリースされた「TT31」が首位に立った。同機種のうたい文句は「ラクラク・使える 快適ケータイ」。ツーカーグループが一貫して目指す、使いやすさに重点を置いた端末だった。

 あらかじめ登録した相手のイラスト、アイコンを画面上で選ぶだけで、発話やEメール送信が可能な「マイメンバー」機能を搭載。基本操作をイラスト付きで分かりやすく示した30ページの「カンタンマニュアル」を同梱するなど、携帯初心者にも配慮した。カメラはフラッシュ付きの、11万画素CCDを搭載している。

 2位には、「TT32」が入った。通常メニューのほかに、「名前を入力します」「電話番号を入力します」などと発言する「シンプルメニュー」を備えており、対話形式で操作を行える点が特徴。

 文字表示では4倍角の「でか文字モード」を備えるなど、TT31同様使いやすさにこだわった。

 なお、11月に発売になった「ツーカーS」は集計の都合上、販売成績が一部しか加算されていない。正確な数字は公表されていないが、「発売前後で、ツーカーの新規販売台数が5割増しになった」(ツーカー広報)というヒット端末だけに(12月7日の記事参照)、集計期間いかんによってはランキングに顔を出すことも十分あり得ただろう。

 メーカー別に見ると、1位、2位を東芝が占めるという結果になった。しかし、トップ10中に5機種をランクインさせ、年末には上記のツーカーSをリリースした京セラも、存在感がある。

順位 機種名 メーカー 発売年月日
1 V601SH シャープ 2003/12/1
2 V602SH シャープ 2004/7/2
3 V401SH シャープ 2003/11/1
4 V601N NEC 2003/12/1
5 V301SH シャープ 2004/2/1
6 V402SH シャープ 2004/7/24
7 V302T 東芝 2004/2/1
8 V601T 東芝 2004/7/1
9 J-T010 東芝 2003/7/1
10 V101D 三菱電機 2003/10/1


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 ボーダフォンは、昨年末登場の「V601SH」がトップを獲得。202万画素のオートフォーカスカメラを搭載し、最大20倍のズーム機能のほか、夜景などのシーンに合わせて撮影できる「シーン別撮影機能」を備えるなど、カメラ性能を高めた。

 V601SHはまた「バウリンガルケータイ」でもあった。別売りのSD-ROM「バウリンガル コネクト カード」(2003年10月16日の記事参照)を用意して、内蔵アプリを立ち上げれば、犬の鳴き声から感情が分かる機能を搭載。単なるハイエンド端末でなく、どこか遊び心を備えていた。

 2位は、「V602SH」。“カメラ重視”の流れに乗って、V601SHと同じく202万画素カメラを搭載したのはもちろん、世界で初めて光学2倍ズーム機能付きカメラを搭載して注目された。

 カメラ機能を生かすべく、回転2軸方式の折りたたみ形式である「Swivel Style」(スウィーベル スタイル)を採用。これらのコンセプトが、ユーザーからの高い評価につながった。シャープらしいカメラへのこだわりが、V601SHとV602SHの2機種で結実したといっていいだろう。

 ボーダフォンはまた、テレビチューナー搭載ケータイこと「V601N」をリリースしたことでも話題になった。その後「V402SH」もリリースしたが、いずれもランキングに入っており、一定の成果を出したといえそうだ。

 メーカー別に見ると“シャープの1人勝ち”といった印象。ただし、ボーダフォンは冬商戦向けモデルから海外メーカーの端末を多く発売している。これらがヒットするようだと、来年は多少状況が変わってくるかもしれない。

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