今年一番売れた携帯はどれ?携帯販売ランキング(特別編)(1/2 ページ)

» 2004年12月27日 14時55分 公開
[杉浦正武,ITmedia]

 ITmediaで毎週お届けている「携帯販売ランキング」、今回は特別版として“年間ランキング”を掲載しよう。

 記事作成にあたっては、マーケティング会社GfK Japan調べによる全国3500店舗の量販店のPOSデータを集計した。なお集計の都合上、1月1日から11月31日までのデータになっている点は了承いただきたい。

順位 機種名 メーカー 発売年月日
1 N505iS NEC 2003/12/10
2 P900i パナソニックモバイル 2004/2/29
3 N900i NEC 2004/2/22
4 N505i NEC 2003/7/4
5 P505iS パナソニックモバイル 2003/11/1
6 F672i 富士通 2003/9/5
7 SH505iS シャープ 2003/12/12
8 SH900i シャープ 2004/3/20
9 SO505iS ソニー・エリクソン 2003/12/12
10 N252i NEC 2003/10/31


 注:パナソニックモバイル=パナソニック モバイルコミュニケーションズ、ソニー・エリクソン=ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ
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 ドコモのランキングでトップに立ったのは、昨年末にリリースされた「N505iS」。NEC初のメガピクセル携帯であり、撮った顔写真が簡易アニメになる「フェイス機能」なども備えた端末だ。

 505iSシリーズが発売された頃は、携帯のカメラが進化を続ける最中。例えば「D505iS」が“ついに200万画素ケータイ登場”(100万画素スーパーCCDハニカム)ともてはやされるなど(2003年10月3日の記事参照)、カメラの画素数が話題になった。

 そんな流れの中で、NEC伝統ともいえるオーソドックスな折りたたみスタイルに、メガピクセルカメラを搭載してヒットしたのが「N505iS」。「N505i」でも採用された“ディズニーモード”を継承し、ディズニーファンにも人気があった。販売ランキングでも、9月頃までトップの座を保つなど(9月17日の記事参照)、まさに「一時代を築いた」端末といえるだろう。

 2位には、900iシリーズ「P900i」が入った。オートフォーカス機能付きのメガピクセルカメラを搭載し、カスタムジャケットの採用が話題になった端末だ。

 900iシリーズ向けには「ドラゴンクエスト」「ファイナルタンタジー」を始め、ファミコン時代の懐かしいゲームが携帯アプリとして多数移植された。「携帯スペックの高機能化」を、ユーザーにまざまざと見せつけた端末群といえる。それまでいまひとつだったFOMA人気の“火付け役”となったシリーズでもあり、FOMAの歴史を語る上で欠かせない存在になった。

 メーカー別にランキングを見ると、NECとパナソニック モバイルコミュニケーションズの一騎打ちといった様相。ただし、一部の調査結果ではNECが第3四半期の国内携帯出荷台数でシェアを落とすなど(12月14日の記事参照)、不振もささやかれている。来年もヒット端末を出せるか、注目だ。

順位 機種名 メーカー 発売年月日
1 A5503SA 三洋電機 2003/12/1
2 A1402S ソニー・エリクソン 2004/2/1
3 A1304T II 東芝 2004/1/1
4 A5405SA 三洋電機 2004/3/1
5 A5403CA カシオ計算機 2003/12/1
6 A5401CA II カシオ計算機 2003/11/1
7 W21H 日立製作所 2004/3/1
8 A5506T 東芝 2004/6/5
9 A5501T 東芝 2003/10/1
10 A1303SA 三洋電機 2003/7/1


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 auのランキングは、「A5503SA」がトップの座に就いた。日本初となる“FMチューナー内蔵ケータイ”であり、BREWアプリに対応、EZナビウォークにも対応したハイエンドモデルだった。多機能ながら厚さ20ミリと薄型に仕上げた点も注目された。

 ドコモが505iSシリーズや900iシリーズで話題を振りまく中、KDDIが2003年の冬モデルとして打ち出したのが「EZナビウォーク、FMラジオ、そしてデザイン」だった。A5503SAはその思想をくんだ代表的な端末として、ユーザーの人気を博した。ITmediaの販売ランキングで見ると、カラーバリエーション登場の効果もあってか発売7カ月後の7月から10月にかけてトップを獲得するなど、息の長い人気となっている。

 KDDIは同機種の開発にあたり、ラジオ放送局とも協調した取り組みを見せた(2003年12月12日の記事参照)。これは、後にKDDIが1セグメント放送などで放送事業者と提携を目指す際の、一種のモデルケースとなった。その意味では、いわゆる「通信と放送の融合」の先駆けだったともいえる。

 2位には、今年2月に発売の「A1402S」が入った。発売時のうたい文句は、「QVGA液晶を搭載しながら、世界最小サイズのケータイ」。“重ね着感覚”の「Style-upパネル」にも対応しており、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製らしいスマートなデザインがユーザーの支持を集めた。

 カメラは34万画素CMOS、EZナビウォークにも非対応と、決して機能面でハイエンドのモデルではなかったが、小柄なデザイン+QVGA液晶で勝負できることを示した。「INFOBAR」「talby」などデザイン重視の機種をリリースした、KDDIらしい端末だったといえるかもしれない。

 メーカー別に見ると、三洋電機と東芝が3機種ランクイン。三洋電機は5月末の実績で、「auトップシェア」であることをうたっている(7月22日の記事参照)

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