携帯が売れるワケを考える:携帯販売ランキング(番外編)(1/2 ページ)

» 2004年08月17日 23時01分 公開
[杉浦正武,ITmedia]

 ITmediaで、携帯電話の売れ筋を探る「携帯販売ランキング」のコーナーが開始されてから2カ月が経過した。この間、ランキングは大きく変動したが、端末の「変わらずに支持されるポイント」も見えてきた。

 販売ランキングを騒がせた携帯を中心に、ユーザーから好まれる端末が備える条件をまとめてみよう。

無視できない“ブランド”の力

 まず、ランキングが明らかにしたのは端末メーカーの“ブランド”が大きな意味を持つということ。端的な例では、ドコモでの“N”“P”端末の強さが挙げられる。8月8日の時点で、“N”端末は4機種、“P”端末は3機種が、それぞれトップ10入りを果たしている。

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 この傾向が如実に表れたのが、「N900iS」(右写真)の販売ランキングでの推移だった。N900iSは、N900iと比べさほど機能面で変化のない端末(6月25日の記事参照)。サイズ、重さ、メモリ容量、待ち受け時間などもN900iと同じで、新機種というよりは「N900iのカラーバリエーション」といった程度の位置付けだ。

 同じ時期に、ドコモはムービースタイルを進化させた「P900iV」や、Bluetooth+タッチパネルの「F900iT」をリリースしている。こちらはそれぞれ,特徴的な機能を持ったFOMAのハイエンド端末。それでは、ユーザーはどちらを選択したか。結論からいえば、P900iVは一瞬トップ10に顔を出したものの直後にランク外へ消えた。F900iTは、一度もランクインできていない。

 一方、N900iSは現在に至るまでトップ10入りし続けている(7月30日の記事参照)。少なくとも、“N”ブランドの強さが示されたことは間違いない。

やはり人気? 「高機能カメラ」

 ドコモでN、P端末が強いように、ボーダフォンでも“ブランド”を築き上げているメーカーがある。いうまでもなく、“SH”だ。

 8月8日時点で、ボーダフォンのランキングには「V601SH」「V602SH」「V402SH」「V301SH」「V401SH」の5機種がランクインしている。中でもV601SHとV602SHは、ここ4週間ほど1、2フィニッシュを続けている。

 古くから「写メール」をウリにしていたボーダフォンの中で、常にカメラ付き携帯をリードしてきたシャープ端末が支持されるのは、自然な流れかもしれない。中でも特に、新機種ながら販売ランクトップをうかがう勢いのV602SHが、“光学ズーム付き200万画素カメラ搭載”7月15日の記事参照であるという事実は見逃せない。

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 カメラということで見れば、携帯初の「300万画素カメラ」を搭載したauの「A5406CA」(左写真)も好調だ。販売ランキングでは初登場こそ16位だったものの、次の週には4位に飛び込み、以降ずっと高順位をキープし続けている(7月9日の記事参照)。

 一方で、auが同時期にリリースした「A1305SA」や「A5407CA」は常にランク外。先進のカメラ機能が、ユーザーに訴求したと見るのが素直だろう。

好評な「WIN+BREW」、FeliCaは不評?

 auのランキングで、このところ目立つのが「WIN+BREW」の新3機種の売れ行きだ。先陣を切って発売された「W21S」は、販売ランキングで初登場3位を記録するなど(8月6日の記事参照)上々の滑り出しを見せた。

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