日本初の本格的SmartPhone「Vodafone 702NK」(3/3 ページ)

» 2005年02月14日 19時10分 公開
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702NKのBluetooth

 702NKとPCの連携を行うためにはUSBで両者をつなぐ方法もあるが、PC側でBluetoothが使える環境にある人はBluetoothでつなぐ方法が便利なので強くお勧めしたい。ワイヤレスの接続は、接続ケーブルを持ち運び、物理的に接続するわずらわしさが解消され、大変スマートだ。筆者は最初こそUSBでつないでみたが、Bluetoothの便利さに気付いてからはもっぱらBluetoothのみで702NKとPCとを接続、連携させて活用している。

 たとえばこんなシーンはどうだろう。喫茶店でノートPCを開き、仕事のメールを書いている。702NKでインターネットにダイヤルアップしてメールを送りたい。あいにくここでは公衆無線LANのサービスは行われていない。今までならポケットの携帯電話と、カバンの中のUSBケーブルを取り出して、物理的に接続してダイヤルアップということになるが、Bluetoothを使うとケーブルが不要なだけでなく、702NKをポケットに入れたままPCでダイヤルアップの操作を行うだけでいい。まさにワイヤレスの便利さを感じるシーンだと思う。

 Bluetoothの電力消費は気になるところだが、筆者の場合、702NKをBluetooth ONで常に待ち受け状態にして使っていて、このために特に電池の消耗スピードが速くなったと感じることは全くない。以前のBluetooth対応携帯電話では、バッテリーのもちを気にして、使うときだけBluetoothをONにしていた。つまりBluetoothを使うときは毎回携帯電話をポケットやカバンから取り出す必要があったのだ。702NKでその必要がないというのは技術の進歩の恩恵だと思う。

 もうひとつ、702NKのBluetoothが優れているのはUSB接続でできることほぼすべてがBluetoothででもできることだ。本原稿の702NKの表示画面のキャプチャデータはすべて、Nokia Phone Browserを使い、Bluetooth接続でPCに取り込んでいる。もちろん、スケジュール情報の同期にもBluetoothはとても便利である。

 Bluetoothでの接続の手順は、702NKとPCを初めて接続する際にペアリングという作業を行うところが違うだけだ。ペアリングとは既定のパスコードを接続機器間で交換し、その後の接続の相互認証に利用するもので、接続のセキュリティ上必要な操作である。

PCとBluetoothで接続した画面の例。Windows XP SP2の場合、コントロールパネルのBluetoothアイコンをクリックして、この画面を開き、ウィザードに従ってペアリングの操作をすることにより702NKと接続できる
702NKのBluetoothの設定画面(左)と接続状況の画面(右)。3台のPC(KEI1-2、TYPEU70、OQO)と、PDA(hx4700)、ヘッドセット(M3000)とそれぞれペアリング済であることが分かる。右端に4つ並んだアイコンは毎回ペアリングしなくても接続時に自動認証可能な設定がされている組み合わせを示す

 ここまで述べてきたように、702NKはPCと連携してPDAのような役割を果たすのが大きな特徴だ。“PDAユーザーのための携帯電話”ともいえるかもしれない。702NKのようなSmartPhoneは日本ではまだなじみがないが、PDA市場が縮小する一方で、海外でたくさんのSmartPhone新製品が投入されている。日本にもその流れがようやく上陸したところだ。

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