「P900i」の流れを汲むGSM端末が登場〜パナソニック:3GSM World Congress 2005

» 2005年02月16日 20時44分 公開
[末岡洋子,ITmedia]

 パナソニック モバイルコミュニケーションズは仏カンヌで開催中の「3GSM World Congress 2005」で(特集参照)、スマートフォンとGSM端末を合計9モデル発表した。

 3G端末はコンセプトモデルの「VS9」を展示。2004年10月に北京で開催された「PT/EXPO COMM CHINA 2004」で「Z800」として発表していたもの(10月26日の記事参照)。130万画素カメラを搭載、MP3などの音楽ファイル再生に対応したマルチメディア端末だ。具体的なリリース予定などは現時点では未定。欧州市場への3G端末投入は、まだ先としている。

 3G端末のコンセプトモデル「VS9」。ボディサイズは96.5×49×26ミリ、重さ約115グラムと海外の3G端末と比べてかなり軽量。メインディスプレイは、解像度176×220ピクセル、6万5000色のTFT液晶。130万画素カメラも装備する。会場では、高音質での音楽が楽しめる点を強調していた。「AV分野で持つ技術力を生かせる」と同社担当者

 スマートフォンは、Series 60のSymbian OSを搭載した「X800」を発表。これは2004年にカンヌで発表した「X700」に次ぐSymbian端末となる(2004年2月の記事参照)。日本のドコモ端末「P900i」の流れを汲むもので、日本市場で好評だったカスタムジャケット(海外向けの名前は「X-チェンジャブルカバー」)を海外市場にも投入する(2004年11月の記事参照)。

 押すと端末が開く「ワンプッシュオープン」もサポート。WordやExcelのファイルを利用できる「Quickoffice」を搭載し、miniSDカードスロットを装備する。これらの機能を盛り込ながら、厚さ17.2ミリと薄型。2〜3週間後に中国市場向けに投入し、3カ月後には欧州市場にもお目見えするという。

 Symbian OS搭載の「X800」

 GSM端末は8モデルを発表。同社は2005年から、製品名をカテゴリライズしており、「VS」「MX」「SA」「SC」の4シリーズで展開する。

 “Visual & Slim”をテーマにした「VS」シリーズは、「VS7」と「VS3」の2モデルを発表。X-チェンジャブルカバー対応端末として、海外市場に投入する。

 X-チェンジャブルカバーの「VS3」

 “Maxium Endurance”の「MX」は、その名の通りバッテリー持続時間の長さが特徴で、VSシリーズの2倍のバッテリ容量となる。「MX7」は15コマの連続撮影可能な200万画素CMOSカメラを搭載し、厚さ19ミリ。このほか「MX6」も発表している。

 左が「MX7」、右が「SA7」

 「SA」は“Sporty & Active”の略で、アウトドア派向け。「MX7」をベースにアクティブ仕様に仕上げた「SA7」と「SA6」の2機種を投入する。

 “Stylish Camera/Colour”がテーマの「SC」は、ベーシックな小型端末。VGAカメラを搭載した「SC3」と、重さ68グラムの超軽量端末「A210」(カメラなし)の2機種がラインアップされ、ともに6万5536色のカラー液晶と「メッセージング・イルミネーション機能」を備える。

 カメラなしのコンパクトモデル「A210」


 ずらりと並んだGSM端末。

 今回パナソニックがGSM端末を強化したのは、海外進出にかける意気込みの表れでもある。同社担当者によると、3G時代に向けてまずはGSMで地位を築く戦略で(1月11日の記事参照)、当面は高機能のGSM端末にフォーカスするという。

 パナソニック モバイルコミュニケーションズの新ラインアップ一覧


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