トヨタ自動車の高級車販売会社Lexusは、同社の車載コンピュータがCabirワームに感染する可能性を否定した。
セキュリティ対策企業のF-SecureはLexusにこの件を問い合わせしていたが、2月17日に回答が得られたとして、自社のBlogにその内容を掲載した。
Lexusからの回答によれば、同社の車が感染しない根拠は2点。まず、LexusとToyotaの車載ナビゲーションシステムに使われている組み込みOSはSymbian OSではなく、独自のものであること。そして、車載システムのBluetoothは、Bluetooth携帯の電話帳をコピーするObject Push Protocolをサポートしているが、オペレーターがコントロールするイベントであり、データがナビゲーションシステムから外部にコピーされることはない。
結論としては、Cabirワームに感染したデバイスは、Bluetooth経由で自分自身をLexusにコピーしようとし、Lexusにエラーメッセージを出させるが、感染はしない。
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