Samsung Electronicsは4月11日、同社にとって3機種目となる衛星DMB(Digital Multimedia Broadcasting)携帯電話「SCH-B200」を仏カンヌで開催の放送・AV展示会MIPTV/MILIAで発表した。
この新モデルは横向きの画面表示が可能で、DMBサービスがより視聴しやすいだけでなく、写真やゲームなどのマルチメディア機能も快適に楽しめるとSamsungは発表文で述べている。さらにこの端末では初めて同社の「スライド&ローテーション」フォームファクターを採用しており、画面をスライドして横向きに回転させることができる。
B200は1300mAhの大容量のバッテリーを搭載し、3時間以上のDMB連続視聴が可能。26万色2.2インチワイド液晶画面、2メガピクセルカメラを搭載する。
またMP3再生、MPEG4形式でのビデオ録画・メッセージングなど各種のマルチメディア機能のほか、TV出力機能、赤外線通信、リモコン機能、外部メモリのサポート、Microsoft WordやExcelなどさまざまなファイルを閲覧できるファイルビュワー機能も備えている。
通信方式はCDMA2000 1x EV-DOを採用し、サイズは106.5×52×24.9ミリ、重さは120グラム。
SamsungはB200を今年前半にリリースする計画。同社は今年1月に初の衛星DMB携帯(SCH-B100)を立ち上げ、最近地上波DMB携帯(SPH-B1200)の開発を完了した(12月20日の記事参照)。
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