ドコモの解約率が約1%に低下

» 2005年05月10日 22時36分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 携帯電話ユーザーの定着率を示す指標である解約率。従来から、解約率の低減を重視してきたドコモだが、2004年度はさらに低下。通期で1.01%となった。

2004年度は、第4四半期の改善幅が大きい。春の携帯買い換えシーズンだということもあり、例年1.4%程度あったものが0.4ポイント低下し、0.96%となった

 2004年度も純増シェアで争ったKDDIは、通期平均の解約率が1.44%。徐々に低減傾向にあるが、ドコモのほうが0.5ポイントも低い。

解約率1%の内訳は?〜他キャリアへ移るのは65%

 ではドコモの解約率約1%の内訳はどうなっているのか。中村維夫社長が決算説明会見で説明した。

 それによると、解約者の約10%は料金未払いなどによる強制解約。25%は“新規解約”利用者が占める。新規解約とは、機種変更と新規加入の価格差を利用して、新規で端末を購入してすぐに解約し、白ロム端末を入手することで安価に機種変更を行う手法を差す。

 残りの65%が、実際に他のキャリアへ移っている解約だという。「ここには問題意識を持っている」(中村氏)

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