KDDIは5月23日、夏モデル5機種を一斉に発表した。フルブラウザ「PCサイトビューアー」対応端末も2機種用意されている。
このうちカシオ計算機製「W31CA」に搭載されているOperaブラウザは、前モデルにあたる「W21CA」に積まれていたものと変わらない(2004年12月21日の記事参照)。だが、もう1機種の「W31T」に搭載されているブラウザは、基本はW21CAのものと同じながら「W31TはBREW 3.1対応。このため、KDDIがカスタマイズしたOperaになっている」(説明員)という。
W31TのOperaは、搭載の仕方がどう改善されたのか。写真を見ながら確認しよう。
一番目につく変化は、左側に見えるキーの「アクション」をクリックしたときに表示される機能だ。ほぼ従来と同じだが、1つ「リンク一覧」という見慣れない機能が見える。
リンク一覧とは、HTML上に存在するリンク先を自動で抽出して一覧表示する機能。タグを読み込んで、ALTタグの内容(アクセス先の名称)を縦に並べてくれる。ユーザーは通常通りHTMLページからリンク先をクリックしてもいいが、リンク一覧から行きたいページに直接ジャンプしてもいい。
もう1つ、面白いのが本体キーにブラウザの「進む」「戻る」ボタンが用意されたこと。十字キーの周りに配置された4つのキーのうち、「EZwebキー」と「メールキー」がそれぞれ進む、戻るに割り当てられている。
W21CAユーザーからは「進む、戻るがソフトキーでしか割り当てられておらず不便」という声も聞こえているから、この点ではユーザビリティが改善されたといえる。
本体キーといえばもう1つ、「*」キーと「♯」キーにも操作が割り当てられた。それぞれフォントサイズ変更、ページの拡大縮小表示が可能で、ワンタッチで画面を見やすく調整できる。
細かい点も改善された。ブラウザ右側に見える「メニュー」を押すと従来どおり「ページ情報」「お気に入り」などのメニューが表示される。この数字情報とテンキーは「なるべく対応するように意識して作りこまれている」(説明員)。できるかぎり、テンキーからショートカットで操作できるようになっているのだとした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.