中国版PHS「小霊通」とは? 実際に買って試す(2/3 ページ)

» 2005年05月24日 21時28分 公開
[山根康宏,ITmedia]

 購入できるが、1つ問題があって「ここは代理店のため開通まで2〜3日かかる」とのこと。上海電信の支店内なのに、代理店が入っている……というのも不思議だが、上海電信が場所を貸して代理店に営業をさせているようだ。

 「即日利用開始したいのならば、上のフロアにある上海電信のカスタマーセンターで直接購入すればよい」とのこと。さっそくエスカレーターを上がり、カスタマーセンターの受付で「非居住の外国人だが小霊通を買いたい」と話すと、すぐ横にある小霊通のコーナーへと案内された。

 一階の代理店には5〜6機種の端末が販売されていたが、カスタマーセンターではUT Starcomのモノクロ液晶端末「UT116」と「UT227」の2機種のみしかないという。できれば最新のカラー液晶端末を購入したかったが、通話にしか利用しないし、ぜいたくは言ってられない。シンプルなストレートのUT116が350人民元、折りたたみ式で小型のUT227が490元とのこと。どうせ買うならスタイリッシュな機種、ということでUT227のほうを選択することにした。

UT227。サイズは43×79×19.5ミリで、重さは65グラムと小型だ。付属のマニュアルは中国語だが、機能は単純なので操作に悩むことはない
モノクロ5行表示、ビットマップの待ち受け画面表示が可能と超シンプル。英語表示にも対応する

 端末を決めたら、今度はプリペイド契約を行う。契約にはパスポートと上海市内の住所、固定電話番号が必要とのこと。旅行者のような非居住者は、ホテルの住所でOKとの話だった。

 しかし今回は上海居住の人に同行してもらっており、上海電信の担当者が言うには「その上海居住者の住所と電話番号で登録してほしい」とのこと。電話番号所有者の名前や身分証明書を確認することはなく、あくまでも登録情報として必要なだけなのだが、上海居住者の知人がいる場合そちらの住所、電話番号が優先されるのかもしれない。

 担当者が申込書に必要事項をすべて記入してくれたため、申し込みはスムーズ。「国内長距離電話」「IP電話」「国際電話」のオプションはすべて契約しておいたほうが便利だ(登録無料)。なお、この担当者は英語は通じなかった。現地では中国語(北京語か上海語)ができる人と同行したほうが無難だろう。

小霊通の申込書

 電話番号は、いくつかの候補の中から好きなものを選べる。電話番号体系は、市内の固定電話と同じ8桁。市内で小霊通の番号に電話をかける場合、上海の市外局番「021」も不要だ。中国の携帯は「138」などではじまる12桁の番号だから、小霊通はあくまでも固定電話の延長であることが分かる。

 契約時にかかる費用は以下の通り。

  • 初期登録費 100人民元
  • 手続費 10人民元
  • 最初の通話料充填分 100人民元

 端末代金と合わせて合計700人民元、約1万円で上海の小霊通を購入できた。購入後、さっそく電源を入れてみる。

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