一部マスコミが、「三洋電機がドコモ向けFOMAを開発中。年内に1機種、2006年に2機種リリース」と報じた件について、ドコモと三洋電機がコメントした。
NTTドコモは「FOMAの調達先メーカーについては、国内外を問わず広く検討していきたいと考えている。端末開発で実績がある三洋電機も有力な候補の1つであり、検討を進めている」(ドコモ広報)とコメント。
三洋電機も「FOMAを開発しているのは事実。ただ(納入時期や台数など)具体的なことは決まっていない。ヒット商品になるようなハイエンド端末を開発したいと意気込んでいる」(三洋電機広報)とコメントしている。
三洋電機は1999年まではドコモ向けにPDCを納入していた実績があり、6年ぶりにドコモ向け端末を開発することになる。
三洋電機は現在、KDDI、ボーダフォン、ツーカーグループの3キャリア向けに端末開発を行っている。KDDIのauブランド向けには、SD-Audio対応の「W31SA」やアナログテレビとラジオを楽しめる「W32SA」などのハイエンド端末に加え、海外に持ち出してそのまま使えるグローバルパスポート端末「A5505SA」も開発するなど、ハイエンド端末で強みを発揮している。
2005年度中にも開始すると見られる、携帯電話向け地上デジタルテレビ放送に対応した端末開発にも注力しており、2004年1月には壽英司専務が「どこよりも早く地デジ端末を出したい」と話している(2004年7月の記事参照)。
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