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» 2005年07月13日 19時01分 公開

ソフトバンク「ローミングしてくれれば音声参入早まる」ワイヤレスジャパン2005

携帯既存事業者が、自社網を開放する動きを見せている。これに対し新規参入事業者2社が、そろって歓迎のコメントを出した。

[杉浦正武,ITmedia]

 携帯電話の既存事業者に、ネットワーク開放の動きが見える。一部で「ドコモが新規事業者に携帯網をローミングさせることを検討開始した」と報じられたほか、7月12日にはボーダフォンがMVNOを検討していると明かした(7月12日の記事参照)

 いずれも直接的に「事業者間ローミングを行う」と明言されていないが、それにつながる動きではある。新規参入事業者からは、歓迎のコメントが相次いだ。

ソフトバンク「音声参入が早まる」

 7月13日の「ワイヤレスジャパン2005」講演に登場したソフトバンクBBの宮川潤一常務(7月13日の記事参照)は、前述の動きをありがたいと話す。携帯のエリアカバー率は、やはり限りなく100%に近いものが要求されてくる。同社として設備投資を進めてはいるが、インフラを完成させるまでには時間がかかるという。

 「携帯電話はいまや“ライフライン化”している。(エリアカバー率が低くて携帯の後塵を拝した)PHSの二の舞にはなりたくない」(同氏)

 宮川氏は併せて、ソフトバンクの携帯の開始スケジュールを示す。このまま1.7GHz帯の免許が下りれば、「2006年にはデータ通信サービスを開始できる。2006年の終わりごろにはなると思うが……」。

 音声サービスは、少し遅れてサービスインするだろうと話す。仮にどの事業者もローミングを拒否するようなら、準備に最低2年はかかると予測する。

 「(既存事業者が)ローミングをしてくれるなら、チャンスが出てきた。音声に早期参入しても、(自社)インフラの面展開+ローミングでサービスインできる」。ローミングのありなしで、相当開始時期が異なるのだと説明した。

イー・アクセスもコメント発表

 もう1社の新規事業者、イー・アクセスもボーダフォンのMVNO事業に即座に反応した。イー・アクセスは13日、千本倖生CEOのコメントとして以下のような内容を発表している。

 「ボーダフォンがMVNOを積極的に提供していく方針を発表したことについて、歓迎する。海外で数多くの成功例があるMVNOの導入は、グローバルな競争経験を持つモロー社長ならではの決断だ」

 その上で、やはり同社もローミングに関心を寄せる。

 「イー・アクセスとしては、携帯市場への新規参入が認められれば、ボーダフォンとはFMCやローミングなどにおける協力関係の可能性について積極的に協議することを検討している」

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