「W32SA」、音楽プレーヤーとしての機能を試す(1/2 ページ)

» 2005年08月17日 20時24分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 auの三洋電機製端末「W32SA」は、前モデルの「W31SA」と同様、SD-Audio準拠の音楽再生機能を備えている。PCで音楽CDから取り込んだ楽曲をminiSDカードに保存することで、携帯電話を音楽プレーヤーのように使える機能だ。著作権保護は、SDカードにCPRM(Content Protection for Recordable Media)で暗号化されたAACファイルを書き込むことで行う。

 前モデルのW31SAから大きく変わったのは、本体のminiSDカードスロットにメモリカードリーダー/ライター機能を付加した点。前モデルのW31SAで音楽ファイルを転送するのに必要だったSDメモリカードリーダー/ライター(事実上Panasonicブランドのみ)を別途用意せずに済むようになったメリットは大きい。

 W32SAではUSBケーブルWIN(別売り)でPCと端末を接続すれば、W32SAに差したminiSDメモリカード内に楽曲を転送できる。「USBケーブルWIN」は1050円(au直販サイト価格)と安価で店頭でも入手しやすいことから、前モデルより音楽取り込みの敷居が低くなったといえるだろう。

ケーブル接続で楽曲転送が可能に

 W32SAとPCを「USBケーブルWIN」で接続すると、W32SA側で接続モードの切り替え画面が自動表示される。ここで「マスストレージモード」を選択すれば、PCからW32SAに差したminiSDメモリカードにアクセスできるようになる。マスストレージクラス対応なので、OSがWindows XP/2000であればドライバも不要。このあたりの使い勝手はW31Sなどと同じだ。

 USBケーブルWINでPCと端末を接続すると、接続モードの選択画面が現れる。マスストレージモードを選ぶと、装着したminiSDメモリカードに楽曲を転送可能になる

 PCからの楽曲の転送には松下電器製の音楽ソフト「SD-Jukebox」が別途必要。音楽CDからの取り込みに加え、変換済みのMP3やWMAファイルを登録したり、WAVファイルをインポート(AACに変換)して、W32SAへ転送できる。PC側でアルバム情報をプレイリストとして転送したり、自由にプレイリストを作成してから転送できるのは便利だ。

 アルバム情報やプレイリスト情報も楽曲転送時に一緒に転送できる。W32SA側では「SDオーディオリスト」で呼び出せば再生できる

USBケーブルとUSB 2.0対応のカードリーダーで書き込み速度を比較する

 W32SAとPC間の転送はUSB 1.1による接続になるため、転送速度が気になる人もいるだろう。著作権保護対応のUSBカードリーダー/ライターならUSB 2.0対応の製品もあるからだ。

 そこで、ほぼアルバム1枚分に相当する10曲分のMP3ファイルをSD-Jukeboxに登録し、(1)USBケーブル接続 (2)USB 2.0対応のカードリーダー(Panasonic BN-SDCGP3)を使ってそれぞれminiSDカードに書き込んで速度を比べてみた。

 miniSDカードはPQI製。BN-SDCGP3を使って一般的なファイルの読み書きを行うと、読み出しで7Mバイト/秒、書き込みで5Mバイト/秒ほどだ。

 SD-Jukeboxで音楽を転送する場合、MP3で登録したファイルは転送前に毎回必ずAACへの変換を行う。これに要した時間はUSBケーブル接続で3分55秒、カードリーダーで3分58秒。この時点ではまだminiSDカードへの書き込みは行っていないので誤差程度の差しか生じない。変換完了後のminiSDカードへの書き込みにかかった時間は、USBケーブル接続で2分27秒、カードリーダー経由で1分37秒となった。

 今回利用したメモリカードリーダー/ライター「Panasonic BN-SDCGP3」は3000円前後で入手可能。どちらを選ぶかはユーザー次第だ。

音楽プレーヤーの使い勝手は

 音楽再生時の使い勝手はW31SAの機能を継承しており、再生にはミュージックプレイヤーを利用する。ユーザーリスト(プレイリスト)を使えば、本体メモリ内やminiSDメモリーカード上の着うたフルとSD-Audioの楽曲を混在させた楽曲再生も可能だ。

 ミュージックプレイヤーには楽曲名やアーティスト名なども表示される。音量は20段階に調整可能。ショートカットキーも豊富に用意され、イコライザの切り替えやリピート再生の設定もワンキー操作ですむ。なお、巻戻しや早送り時は無音になる


 PCから取り込んだ楽曲のプレイリスト「SDオーディオリスト」に加え、W32SA側でもユーザーリスト(プレイリスト)を作成できる。ユーザーリストは、PCで取り込んだ楽曲と着うたフル、着うたが混在したリストを作成できる

 W32SAは音楽をバックグランドで再生できるBGMモードを備え、BGMモードに移行すれば待受画面に戻って、Eメールの送受信やEZWebアクセスなども音楽を聴きながら行える。待受時に終話キーを押すと、BGM再生を終了するかミュージックプレイヤーに戻るかを選べる。ただしEZアプリやビデオプレイヤーを起動すると音楽再生は終了する仕様だ。

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