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» 2005年12月19日 17時43分 公開

韓国携帯事情:世界のグッドデザイン携帯が集合──「DESIGN KOREA 2005」デザイン展 (2/2)

[佐々木朋美,ITmedia]
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 逆に韓国市場はデザインと同時に機能の高さも求める傾向が強いため、カメラやMP3などの機能を、デザインをもって主張する傾向が強い。

韓国では来年に販売予定のRAZR Pink(左)、W-CDMA対応で2MピクセルのカメラおよびBluetoothを搭載した「RAZR V3x」(右)。ヒンジ部分にカメラが付いており、通常のRAZRよりも大きいという印象が強い
iTunes携帯「SLVR L7」(左)。RAZRのスリム・アルミニウムデザインを踏襲。光学2倍ズームが可能な320万画素のカメラを搭載した、SK Telecom向け端末のMS550は、デジタルカメラのようなデザイン(右)。人気の「Cyworld」用撮影モード(300×400ピクセル撮影)もある

新しいデザインと機能を提案するSamsung

 Samsung電子は革新的でありながらも実用性の高い、新しいデザインと機能を常に市場に提案する。今回も韓国国内外向けの携帯電話を展示していたが、国内と海外では趣向やニーズの違いから、デザインや機能が大きく異なっていることが分かる。国内は新機能、海外はスリムデザインで勝負といったように、国内外での戦略構図が大きく分かれた。

800万画素のオートフォーカスカメラを搭載したSPH-V8200。カメラのように横に持って利用できるよう、シャッターボタンが側面に付けられている。Samsung電子の高画素カメラシリーズはすべて、デジタルカメラのように本体を横にして利用できる設計となっている
SPH-B4100は、地上波および衛星DMBの両方を受信できる携帯電話(左)。韓国で根強い人気の「横本能」デザインだ。SGH-P300は、厚さ8.9ミリというクレジットカードサイズの小型端末。四角い画面とキーが並ぶ、角ばったデザインは計算機に似ていなくもない
厚さ14.9ミリのスリム携帯電話であるSGH-D800(左)。ストレートや折りたたみスタイル中心の世界的な「スリム競争」に、あえてスライドで挑戦。米国向けのスリムスライドフォン、SGH-T809(右)。厚さは15.2ミリで、全身高級感のある黒でまとまっている

海外の「グッドデザイン」携帯も集合

 この日は海外のデザイン賞を受賞した携帯電話もいくつか展示されていた。市場のニーズや感性が携帯電話のデザインに反映されるものとはいえ、国や企業によってデザインにかなり大きな違いが出るようだ。

デザイン・フォーラム・フィンランドによる、最高のデザイン賞「2005 Fennia賞」に輝いたNOKIAの「7260」「7270」「7280」(左)。「アール・デコデザインから受け継がれた感覚と、最新ファッションとの混合」との評価。ドイツの権威あるデザイン賞である「Red dot」デザイン賞を受賞した、Siemensの「SK65」(右)。画面の後ろ側からQWERTYキーボードが現れる十字デザイン
日本からは、2004年の「グッドデザイン賞」(日本産業デザイン振興院)を受賞した、京セラの「A1403K」と、シャープの「V401SH」が展示されていた。見物していた人に印象を聞いたところ「韓国の携帯より色の種類が多く、こざっぱりしたイメージ」とのことだった

佐々木朋美

 プログラマーを経た後、雑誌、ネットなどでITを中心に執筆するライターに転身。現在、韓国はソウルにて活動中で、韓国に関する記事も多々。IT以外にも経済や女性誌関連記事も執筆するほか翻訳も行っている。

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