KDDIは1月12日、CDMA 1X対応の3機種を発表した。フレンドリーデザイン対応のコンパクト&ベーシックモデル「A5518SA」、2005年3月に発売した「Sweets」の後継機となる「Sweets pure」、コンパクトでかわいいデザインを志向した「ジュニアケータイ A5520SA」の3機種。2月上旬以降、順次全国で発売する。
ターゲットが異なる今回の3機種だが、チップ構成などのプラットフォームは共通。メニュー画面などのデザインはもちろん異なるが、基本機能は似通っている。
商品名 | A5518SA | Sweets pure | ジュニアケータイ |
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カメラ | 131万画素CMOS | ||
液晶(メイン/サブ) | 2.2インチ/1.0インチ | ||
データフォルダ | 約18Mバイトまたは2000件 | ||
外部メモリ | miniSD | なし | なし |
防犯ブザー | 搭載 | 搭載 | GPS連動 |
FMラジオ | 搭載 | なし | なし |
HELPNET&ココセコムEZ | 利用可能 | 利用可能 | プリセット |
赤外線 | 搭載 | ||
簡易ライト | 利用可能 | ||
日本語入力 | ATOK+APOT | ||
アドレス帳登録件数 | 1000件 | ||
EZナビウォーク | 声de入力対応 | ||
安心ナビ | 対応 | ||
Hello Messenger | 対応 | ||
バーコード | 対応 | ||
スマートモード&でか文字 | 対応 | ||
ベースバンドチップ | MSM6100 | ||
ソフトウェアは基本的に同一で、おこづかい帳や日記帳など特徴的なアプリケーションは全機種に搭載されている。ティーンズモード、ジュニアモードなどの制限モードも3機種ともに搭載している。
大きく違うのはターゲット層だ。A5518SAが1X端末を求める層を広くターゲットとしているのに対し、Sweets pureとジュニアケータイは対象を絞っている。
KDDIによると、Sweets pureは「前機種のSweetsよりもちょっと大人の女性」、ジュニアケータイは「小学生などの子供を持つ母親」をターゲットとする。
au主力端末はWIN機種に移行しているが、1X端末の需要がないわけではない。例えば、一世を風靡した「学割」はWINでは利用できず1Xのみだ。端末製造コストが安くなるため、1Xのほうが販売価格も下げられる。
とはいえ、WIN機種のバリエーションが広がるにつれ、“安価なエントリーなら1X”とも言い切れなくなってきている。Sweetsやジュニアケータイのように“子供”にターゲットを絞ることで、「学割」とセットで1Xを売り込もうという戦略が見て取れる。
A5518SAは、コンパクトボディに131万画素カメラ、FMラジオ、赤外線通信機能など搭載した端末。分散型音声認識機能「声de入力」(1月12日の記事参照)に対応するほか、テキスト、写真、音声でコミュニケーションできる「Hello Messenger」に対応する。
Sweets pureは、シンプルなデザインとオリジナルシールが外見上の特徴となる端末。131万画素カメラと2.2インチのQVGA液晶を備え、「HelloMessenger」に対応する。「時間割」「おこづかい帳」「日記帳」などのツールを搭載するほか、防犯ブザーや料金の使いすぎなどを防止できる「ティーンズモード」なども備える。
“ジュニアケータイ”ことA5520SAは、防犯ブザーを鳴動させると登録先にGPSメールを自動送信する機能を備える。「安心ナビ」や緊急通報&急行サービス「HELPNETケータイ」(2003年3月18日の記事参照)および「ココセコムEZ」(2001年11月29日の記事参照)にも対応するなど、安全面に配慮した。使いすぎや、Webへの不要なアクセスなどを防止できる「ジュニアモード」にも対応する。
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