「SH902i」のAV機能を試す(1/3 ページ)

» 2006年01月13日 23時11分 公開
[memn0ck,ITmedia]

 902iシリーズ第4弾としてリリースされた、シャープ製の「SH902i」(「SH902i」記事一覧参照)は、従来の同社製ハイエンドFOMAと同様のハイスペックを維持しつつ、大幅にスリム化したのが大きな特徴だ。

回転2軸ヒンジを採用した「SH902i」


端末名 サイズ 重さ アウトカメラ インカメラ
SH902i 51×107×23ミリ 129グラム AF付き316万画素CCD 11万画素CMOS
SH901iS 52×112×25ミリ 150グラム AF付き316万画素CCD 11万画素CMOS

 OSをSymbianに変更し、CPUにはOMAP2を採用。ソフトウェアを最適化することで、リアルタイムOSから汎用OSへの変更に伴う動作速度の低下をできる限り抑えた点にも注目が集まる。実際に操作してみると、前モデルの「SH901iS」(「SH901iS」記事一覧参照)より多少もたつく感はあるが、通常の操作ではストレスを感じるほどではない。

 新しく生まれ変わったSH902iのマルチメディア機能について、機能や使い勝手をチェックしていこう。

動画撮影機能がパワーアップしたカメラ機能

 SH902iのカメラは、動画の手ブレ補正機能を備え(2005年7月の記事参照)、オートフォーカスに対応した316万画素CCD。静止画は最大3M(1536×2048ピクセル)サイズで記録でき、動画はQVGA(240×320ピクセル)サイズの15fpsで撮影できる。

 前モデル同様、オートフォーカス機構も備えており、FOMAに搭載された携帯カメラとしては最高峰のスペックを誇る。カメラのスペックは前モデルのSH901iSと同等なので、撮影画像のクオリティについては、荻窪圭氏の記事(2005年6月の記事参照)を参考にしてほしい。

 SH902iには、サムネイル表示しているときにメールボタンを押すと、画像を添付したメールを作成する機能がある。添付の際にQVGAサイズに変換するか聞いてくるなど、なかなか便利な機能で、先にメールを作成しておいて添付ファイルで画像を選択した場合でも同じように利用できる。また撮影時の操作が各ダイヤルキーに割り当てられている点も使いやすい。

サムネイルを表示させた状態でメールボタンを押すと、その画像が添付された新規メールを作成できる。添付時には待受サイズに変更して添付するかどうかを聞いてくる


静止画と動画の撮影時の各種操作がダイヤルキーやソフトキーに割り当てられている。左が静止画撮影時、右が動画撮影時に割り当てられた設定

 SH902iは、撮影した動画の編集機能に長けているのも特徴の1つ。動画の一部分(コマ)を切り出す「静止画キャプチャ」やテロップ・アフレコ挿入、エフェクト編集などの機能を備え、メール添付用にサイズも変換できる。PCで見てもかなりきれいな動画を撮影できるので、パケ・ホーダイに加入して、動画をブログにアップするような用途にも向いている。

撮影サイズは4種類から選択可能(左)。編集機能も充実している(右)

 ただ使い勝手の面でいくつか気になるところもある。1つは選択移動や選択削除を行う際に、サムネイルが表示されない点だ。撮影した画像の表示は、9および16分割のサムネイル表示、非サムネイル表示から選択できるが、選択削除または選択移動を行う際にはファイル名のみが表示され、ここから選択しなければならない。画像のファイル名は連番になっており、ファイル名だけをたよりに削除/移動する画像を選ぶのはかなり難しい。

選択移動や選択削除の際にはサムネイルが表示されず、ファイル名から判断することになる

 miniSDカードへの保存や、miniSDカードからの写真の読み出しに相変わらず時間がかかるのも気になるところ。また、「カメラ設定保持」をオンにしていても、ピクチャーライトの設定が記憶されず、起動するたびに勝手にオートに戻ってしまう点も気になった。

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