レビュー
» 2006年01月13日 23時11分 公開

「SH902i」のAV機能を試す (3/3)

[memn0ck,ITmedia]
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 端末を閉じた状態では、シャッターボタンの長押しでミュージックプレーヤーを起動でき、閉じたまま各サイドボタンで再生や停止などの操作が行える。液晶を表にした状態で折りたたむビューアポジションでは、視野切替ボタンを長押しすると音楽を再生したままバックライトオフになりサイドキーがロックされる。

側面のボタンを使うと、閉じたまま音楽関連の機能を利用できる


左からクリアボタン、シャッターボタン、上下キー、プッシュトークボタン、視野切替ボタン
  • 閉じた状態におけるミュージックプレーヤー操作
キー通常押し長押し
↑ボタン音量を上げる次曲再生
↓ボタン音量を下げる前曲再生
シャッターボタン決定
クリアボタンキャンセルサブメニュー

 ただ、音楽携帯としてはまだまだな点も見受けられた。特にプレイリストがプレイリストとして機能していない点は気にかかる。SD-Audioではプレイリストが作成できるのだが1種類しか利用できず、例えば複数のプレイリストを転送するとそれらがすべて連続して再生される。また、重複した曲があってもそれぞれ別途転送されているようだ。曲は同じだが曲順を変えたいといった場合、端末側で操作しないでSD-Jukeboxでやろうとすると全曲入れ替えとなってしまう。

 また音楽再生中にメールを受信した際、初期設定のままでは完全に割り込みされて再生が止まってしまうので、割り込ませたくない場合は「メール設定」→「メール受信表示設定」で「操作優先」に設定する必要がある。あと個人的には、専用のヘッドフォン用リモコンが付属するとありがたい。

初出時に「音楽再生中にメールを受信した際、完全に割り込みされて、再生が止まってしまう」と記載されていました。お詫びし訂正致します。

 音楽に特化した携帯として売り出しているわけではないのだが、ここまで対応しているのなら……と惜しい気持ちになってしまった。プレイリストの件は今後の端末で、是非何らかの対応をしてほしいところだ。また可能ならSD-AudioとノンセキュアAACの音楽ファイルを同列に扱ったプレイリストが利用できるようになるとユーザーとしては嬉しい。

現状の環境では満足できる「ムービープレーヤー」

 動画再生はSD-Videoに対応しており、これはシャープ製の液晶テレビ「AQUOS」などで録画したASFファイルが再生可能(公式に対応している機器はシャープのサイトを参照)。SH901iSなどで対応していた、AVケーブルを接続して端末に差したminiSDカード内に直接テレビ番組を録画できる機能はなくなっている。

初出時に「新たにSD-Videoに対応した」と記載されていましたが、SD-Videoには「SH900i」から対応していました。お詫びし訂正致します。

 また再生可能な動画フォーマットとして新たにH.264形式のファイルが追加された。SH902iにおけるH.264ファイルの再生は、解像度がQCIF限定となっているため動画を楽しむという点では、QVGAサイズのMPEG-4(3GPP)ファイルを全画面で再生したほうがいい。ただし技術的にはワンセグと同じフォーマットの動画が再生可能であるなど興味深いところだ(1月11日の記事参照)

 iモーションとして再生する場合には、miniSDカード内の「\PRIVATE\SHARP\IMPORT」フォルダに対応したフォーマットの動画ファイルを入れ、「メニュー」→「生活ツール」→「miniSD管理」→「インポート」→「iモーション」から再生する。3GPPファイルはかなり高ビットレートまで再生できるため、モバイルASV液晶の美しさと合わせてスムーズできれいな動画を閲覧できる。またiPod用の動画ファイル「m4v」も、拡張子を変更するだけで閲覧できる。SD-Video以外では動画ファイルを用意するのがやや煩雑だが、モバイルムービープレーヤーとしての機能は高い評価に値するレベル。もう少しバッテリーの持ちがよくなれば、さらに便利に使えそうだ。

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