HDD搭載やワンセグ対応など、飛び道具も豊富なauの春モデル(1月19日の記事参照)。その中でも、カシオ計算機製の「W41CA」は、これまでのカシオ製WIN端末の流れを汲みつつ、「あれがない」と言われていた部分をすべて補完した“バランス型”端末だ。
逆にいうと、カメラなどは「W31CA」の3メガCCDから2メガCMOSにグレードダウンしたが、その分、新規価格も1万5000円前後になる見込みで、安価に設定されている。
写真をお見せする前に、リリース発表には載っていなかったポイントを1つ。カシオ計算機製端末は、日立製作所との合弁会社カシオ日立モバイルコミュニケーションズを立ち上げ後、プラットフォームの共通化を図ってきた。「G'z One TYPE-R」や「A5512CA」、そして「W32H」などが新プラットフォーム端末だ。
これらの端末は、携帯のCPUとしても使われる通信チップセットに「MSM6550」を搭載していると見られる(2005年12月19日の記事参照)。第2世代のWIN「W21シリーズ」が採用した「MSM6500」に比べ、MSM6550はCPUクロックがARM9/225MHzに向上している(2005年6月2日の記事参照)。つまり、「W31CA」などに比べても“サクサク感”がさらに増したことになる。
新プラットフォームと同等のソフトウェアを搭載しているため、電池残量が残りわずかでもアドレス帳などを閲覧できる「エクステンションモード」や、「HOTキー」「ストップウォッチ」「ペア機能」などは、しっかり搭載している。
そのほか、カシオ初となる新機能としては下記が挙げられる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.