GPS携帯への搭載を検討──シャープのVGA液晶3GSM World Congress 2006

» 2006年02月13日 23時14分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 バルセロナで開催中の3GSM World Congressで2月13日、シャープが携帯電話向けVGA液晶を披露した。この液晶を組み込んだ端末は、シャープとボーダフォンが共同開発したもの(2月10日の記事参照)。携帯電話に組み込んだ形で展示されているが、端末の液晶部分以外は隠されている。

端末の大部分が覆い隠された形で展示されているシャープ製のVGA液晶


デモ機は2台用意され、1台はPIM、もう1台はナビの利用を想定した画面が表示されている

 「クリアで輝度とコントラストが高い」のが特徴だと説明員。QVGAの4倍という情報量は、一覧や拡大を行き来するような利用シーンで威力を発揮するとし、GPS携帯への搭載を検討しているという。

 商用化の目処については年内としているが、「どこよりも早く携帯電話に組み込んだ形で製品化したい」(シャープ説明員)と意気込んでいる。

 そのほかQVGA液晶と130万画素カメラを搭載したコンパクトボディのW-CDMA/GSMデュアルネットワーク端末「550SH」、QVGA液晶と30万画素カメラ搭載した3バンド対応のGSM端末「GX29」を展示している。

ブースでは、欧州市場向けの新端末も披露。GSMから3Gへの乗り換えユーザーをターゲットにした「550SH」は、GSM端末で人気の高いストレート型を採用している。コンパクトなボディながら1.9インチのQVGA液晶と130万画素カメラを装備。3G携帯電話としての基本機能はしっかり押さえている


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