2.8インチ液晶、そしてVGA液晶も製品化へCEATEC JAPAN 2005

» 2005年10月05日 22時24分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 CEATEC JAPAN 2005の東芝ブースでは、東芝松下ディスプレイテクノロジー製の携帯向け液晶パネルが展示されている。目をひいていたのは、より大きく高解像度になった液晶パネルだ。

 「ワイドQVGA」と銘打たれたこちらのパネルは、2.8インチで240×400ピクセルの解像度を持つ。QVGA(240×320ピクセル)よりも縦方向に80ピクセル大きい。縦横比は15対9程度。説明員によると、「既に納品は始まっており、年末に向けての端末に搭載されるのではないか」という。

 東芝松下製ではないが、ワイドQVGA液晶(2.6インチ)はカシオ計算機製の「W21CA」「W31CA」に搭載されており(機種別記事一覧参照)、好評だ。携帯電話は、横幅が最大でも50ミリ前後に制限されるため、縦横比が4対3のパネルの場合2.4インチサイズがほぼ限界となる。サイズを大きくするには、あとは縦に長くするしかない。NECは「N901iS」などで2.5インチ液晶を搭載しているが(機種別記事一覧参照)、こちらも縦に長くなった変型液晶だ。

 ただし2.8インチの変形液晶は過渡的な製品かもしれない。「2.8インチは国内メーカーからの問い合わせがほとんど。中上位機に搭載するようだ。一方で、日本海外問わず問い合わせが多いというのは、同社も開発中のVGA解像度のパネルだ。

 展示されていたのは、2.4インチのVGA(480×640ピクセル)解像度のTFT液晶パネル。従来のハイエンド携帯で一般的なQVGAに対して4倍の情報量を持ち、高精細度を示すppiは332となっている。ハイエンド向けの端末がターゲットで「半年後くらいには量産に入る」という。ちなみに東芝ブースでは、VGA液晶を積んだ試作端末を展示している(10月4日の記事参照)

 高精細になった分透過率も下がるため、明るさを確保するためにバックライトも増やしている。コントラスト比は300対1を実現した。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月15日 更新
  1. KDDIのpovo、「つながらない」に悩む楽天ユーザーを本気で救済開始か Xで意味深投稿 (2026年06月13日)
  2. DAZN「月額980円表記」炎上騒動、沈静化せず 一部ユーザーに公式Xが「やあ!」と返信 火に油を注ぐ事態に (2026年06月14日)
  3. なぜ? マクドナルド「巨大セルフ注文端末」に批判殺到の理由 UI/UXに価格表示まで……直面している課題とは (2026年05月14日)
  4. DAZNサッカープラン巡り謝罪、誤解を招く表示あった――「解約のお手続きを承ります」 (2026年06月13日)
  5. シャープが「AQUOS」を中高価格帯へシフトする理由 メモリ高騰が直撃するエントリースマホの限界 (2026年06月13日)
  6. DAZNは一体「何」を謝罪したのか? “月980円”への直接言及なし…が示すこと (2026年06月14日)
  7. サブウェイの「注文が複雑すぎる」声に運営元の見解は? セルフ/モバイルオーダーで初見殺しを脱却できるか (2026年06月14日)
  8. PayPayの誤送金トラブル、なぜ「強制キャンセル」できない? 広報に聞いた理由と自衛策 (2026年06月13日)
  9. DAZNのW杯「月額980円」表示に落とし穴 ユーザーを困惑させた2つの“ダークパターン”とは (2026年06月12日)
  10. 追加料金なしで海外データ通信が使える快適さ そして外国で「シャッター音」を忘れて羽根を伸ばすスマホ (2026年06月12日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー